『ウルヴァリン:SAMURAI』や『47RONIN』といったハリウッド映画や、『リベンジ』、『HELIX ‒黒い遺伝子‒』といった海外ドラマなどに出演する真田広之が、第二次世界大戦中のアメリカ人スパイにして大リーガーだったモー・バーグの活躍を描く戦争映画『The Catcher Was A Spy(原題)』に出演するという。

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 ニコラス・ダウィドフのニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー『「大リーガー」はスパイだった モー・バーグの謎の生涯』が原作の『The Catcher Was A Spy(原題)』。
役の詳細は不明だが、Deadlineによると真田は日本の代表で歴史の教授であるクワバタを演じるという。

 モー・バーグは米名門プリストン大学とコロンビア大学ロースクール出身の大リーガー。その活動は謎に包まれているが十数ヵ国語を操ったという。大リーガー時代に日米野球のメジャーリーグ選抜選手として来日し、彼が撮影した東京市街地の映像が、第二次世界大戦中のアメリカ軍による日本本土空襲に利用されたという。また、戦略諜報局のための諜報活動では、ナチス・ドイツによる原子爆弾の開発を食い止めることに一役買ったと伝えられる。

 映画『セッションズ』(13)のベン・リューイン監督がメガホンを取り、マーベル映画『アントマン』(15)の俳優ポール・ラッドが主人公のバーグを演じる。
ほか、アメリカの諜報員ロバート・ファーマン役でガイ・ピアース、物理学者サミュエル・ゴーズミット役でポール・ジアマッティ、バーグと恋仲にあった女性エステラ・フーニ役でシエナ・ミラーなどが出演する。