【関連】新作『ツイン・ピークス』裕木奈江インタビューショット&出演シーン
25年ぶりに奇跡の復活を果たした『ツイン・ピークス』最新シーズンも、いよいよ後半に入り、散りばめられた伏線が右往左往しながらも、少しずつ回収され始めている。今回、初参加となった裕木は、第3話で本人と識別ができないほどショッキングな特殊メイクで登場。ある意味、クーパー捜査官を命がけで守る?重要なミッションを担っていたが、パニックのあまり自ら感電し、あえなく宇宙の彼方に散ってしまう。果たしてnaidoとは何者なのか、彼女の役割は本当にこれで終わりなのか…?
リンチ監督と出会うきっかけとなった『インランド・エンパイア』。そもそも、どういう経緯で出演することになったのだろうか。「ハリウッドでは、組合に入らないと、作品への出演はおろか、オーディションにも呼んでいただけないので、実績を作るためにエキストラの仕事を探していたんですね。
その時の裕木を鮮明に記憶していたリンチ監督は、今回、直々にnaido役をオファー。ところがそれは、予想を遥かに超える衝撃的な役だった。「台本には“目を縫い付けられた女”と書いてあったのですが、活字を読んでも全くヴィジュアルが浮かばなかった」と振り返る裕木。
新作『ツイン・ピークス』『インランド・エンパイア』、クリント・イーストウッド監督作の『硫黄島からの手紙』、さらにアイスランドのホラー映画『レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー』など、近年、海外での活躍が目立つ裕木。「今は日本とL.A.と半々で活動していますが、世界でやるぞ!とか、そういう気負いはなくて、お仕事をいただいたらその国に行って演じるというだけですね」と軽やかなスタンスを強調。
「デビューしてから、『学校』で山田洋次監督と出会ったり、『北の国から』シリーズに出させていただいたり、仕事運はすごく良いんです。L.A.に行っても、相変わらず恵まれていて、リンチ監督の作品に絶対出たいと思っていたら本当に叶った。特に『ツイン・ピークス』は憧れでしたから、そのチームの一員になれたことがとにかく夢のようで」と思いを噛みしめる。「今年の5月にL.A.でワールドプレミアがあって、9月に全米放送が終わったんですが、今は完全に『ツイン・ピークス』ロス。
新作『ツイン・ピークス』は、WOWOWプライムにて毎週土曜21時ほかにて放送中。今冬全話一挙放送。