【写真】新川優愛がゲスト出演『探偵・由利麟太郎』第1話フォトギャラリー
本作は、京都を舞台に、元警視庁捜査一課長という経歴を持つ冷静沈着な白髪の紳士・由利麟太郎(吉川)が、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助(志尊淳)とともに数々の奇怪な難事件に挑むホラーミステリー。横溝正史が世に送り出した戦後初の本格長編小説『蝶々殺人事件』を含む「由利麟太郎」シリーズを初めて連続ドラマ化した。全5話。
第1話「花髑髏」で新川が演じるのは、謎に包まれた遺伝子研究者・日下瑛造(中村育二)の養女で、イラストレーターの日下瑠璃子。ある日、由利のもとに殺人を予告する“挑戦状”が届き、助手の三津木とともに指定された場所へ向かうと、全身を縛られ、血を流した状態で冷凍庫に閉じ込められていた瑠璃子を発見。瑠璃子は一命をとりとめたが、一方で養父・瑛造が、自身の研究室で胸に短刀を突き立てられ殺害されていた。由利は、遺体の傍らに不気味に置かれた、血で真っ赤に染まった頭蓋骨(ドクロ)が気になり…。
さらに、瑠璃子を女性として愛する血のつながらない兄・瑛一(長田成哉)も登場。家族愛や兄弟の絆、さまざまな愛の形が絡み合い、一筋縄ではいかない物語が描かれる。運命に翻弄(ほんろう)される美しき養女・瑠璃子には、つらく、重い展開が待ち受けており、欲望に満ちた人間のドロドロとした感情が描かれ、嫌な気分になる後味の悪いミステリー、いわゆる“イヤミス”要素もある第1話だ。
新川は役どころについて、「台本を読んで、とてつもなく“かわいそう”だなと思いました。とにかく周りがひどいので」と苦笑。
そんな瑠璃子という役について「いろいろと背負っているものがある女性です。感情を出しても、無駄だと思っている、どこか人生を諦めているような…そういった“影の部分”を出したいなと思いました」と語る。
撮影現場の雰囲気については「吉川さん、志尊さん、田辺(誠一)さん、お三方のバランスがすごくおもしろいなと思いました。みんな、全然タイプが違うんですけど、向いているところは同じで。何か惹かれあうものがお三方にあるなと思いました」としている。
ドラマ『探偵・由利麟太郎』は第1話は、カンテレ・フジテレビ系にて6月16日21時放送(初回15分拡大)。