俳優の藤原竜也主演のドラマ『青のSP(スクールポリス)‐学校内警察・嶋田隆平‐』が、いよいよ16日に最終回を迎える。毎回、舞台となる赤嶺中学校の生徒たちがフィーチャーされる本作。
【写真】ドラマ『青のSP』に出演する子役出身の俳優たち 子役時代の写真も
■16歳にして大河&朝ドラ出演 鈴木梨央
学級委員長であり、典型的な優等生・尾崎香澄を演じる鈴木梨央。過去に香澄は、教師が起こした生徒・美月への暴行未遂事件の現場にいたり、学校では関わりのない美月と学校外では仲むつまじい様子を見せたりと、気になる点も多い。最終回ではキーパーソンになることが予想される。
本作が初めての学園ドラマ出演となる鈴木は、2005年生まれの現在16歳。2013年に大河ドラマ『八重の桜』(NHK)に出演し、綾瀬はるか演じる主人公・八重の幼少期を演じ、注目を集めた。翌2014年には芦田愛菜主演の連続ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)に出演。また、2015年には連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)にて、波瑠演じるヒロイン・あさの子ども時代とあさの娘・千代の2役を熱演した。また、女優の吉田羊と親子役で出演する「ポカリスエット」のCMにも出演中。
■ピーターパン役に抜てき、声優にも挑戦 吉柳咲良
吉柳咲良演じる三村翔子は、第1話で早くも注目された。
2004年生まれで現在16歳の吉柳は、第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」にて史上最年少の12歳4ヵ月でグランプリを獲得し、デビュー。2017年にはミュージカル『ピーターパン』にて、10代目のピーターパン役に抜てきされた。また、2019年には新海誠監督のアニメ映画『天気の子』にて、ヒロイン・天野陽菜の弟・凪役で声優にも挑戦。本作が初めての連続ドラマ出演となる。
■過去には藤原竜也の幼少時代を演じたことも 中川翼
中川翼が演じているのは優秀な兄と比べられ、教師に反抗心を持っていた真田一樹。第1話から教室で暴れ、嶋田に逮捕されるという衝撃的な展開で話題を集めた。一樹もまた、徐々に嶋田に心を許すようになり、校内の情報を集め嶋田に協力している。
中川は2005年生まれの現在15歳。2016年に公開された映画『僕だけがいない街』にて、主演の藤原の幼少時代を演じ、小学5年生の体で中身は29歳という“見た目は子どもで中身は大人”という難しい役どころを見事に演じた。
豊嶋花が演じるのは、第3話でメインとなった長田彩花。愛情がゆがみ、ストーカー化してしまった彩花を演じ、圧巻の演技力を見せた。嶋田に諭され「ごめんなさい」と泣き崩れるシーンでは視聴者から「さすがの演技力」などの絶賛の声が集まっていた。
豊嶋は2007年生まれの現在13歳。連続テレビ小説には、2012年放送の『梅ちゃん先生』、2013年の『あまちゃん』に出演。3度目となる『ごちそうさん』では、杏が演じるヒロイン・卯野め以子の幼少期を演じ注目を集めた。また、2017年放送のドラマ『トットちゃん!』(テレビ朝日系)では黒柳徹子の幼少期を演じている。
■ホラー映画で強烈な印象を残した 田中奏生
第7話でフィーチャーされた深山敏春を演じた田中奏生。母親が家から出ていってしまい、貧困の中で介護が必要な祖母を支え、限界を迎える敏春の必死さを見事に表現していた。
田中は2006年生まれの現在15歳。2013年に公開されたホラー映画『クロユリ団地』では13年前に事故で死亡し、成仏できないままでいる少年ミノル役を演じ、強烈な印象を残した。また、同じく2013年に放送されたドラマ『Oh,My Dad!!』(フジテレビ系)では、主演・織田裕二の息子役で出演。その後も2018年放送のドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)で木村拓哉の息子役を演じるなど、数々の映像作品に出演している。
そのほか、『青のSP~』には、2017年放送の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)で 有村架純演じる主人公みねこの妹・ちよ子を演じた宮原和や、Eテレで2015年から放送された『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』(NHK)でイチゴ役を務めた牧野羽咲なども出演。実力派で存在感のある役者が集まっている。彼らの今後の活躍から目が離せない。(文:山田果奈映)
ドラマ『青のSP(スクールポリス)‐学校内警察・嶋田隆平‐』最終回は、カンテレ・フジテレビ系にて今夜16日21時放送。