乃木坂46のアンダーメンバーによる「アンダーライブ2021」を26日に無観客配信で開催。27thシングルの活動終了をもって卒業する伊藤純奈と渡辺みり愛にとってのラストライブとなり、2人はメンバーやファンへ感謝を伝えるとともに、乃木坂46で活動してきた約8年間の幸せをかみしめた。
【写真】抱き合う伊藤純奈&渡辺みり愛 乃木坂46「アンダーライブ2021」ライブフォト特集
アンダーライブには伊藤、渡辺のほか、伊藤理々杏、北野日奈子、阪口珠美、佐藤楓、鈴木絢音、寺田蘭世、中村麗乃、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、和田まあやの計13名が参加。山崎が座長を務めた。
今回のライブは、ファンからのリクエストにより、座長の山崎が「山崎怜奈のアンダラで話したかったこと」というラジオのパーソナリティーにふんし、曲紹介をしていくラジオ番組風スタイルで進んだ。ライブは「ごめんねFingers crossed」に収録されるアンダー楽曲で山崎がセンターを務める「錆びたコンパス」からスタート。続く渡辺センターの「風船は生きている」では笑顔でそろったダンスを披露し、「My rule」では伊藤純奈をセンターに据えてセットの階段を使いながら力強くパフォーマンス。オープニングからさまざまな表情を見せ、画面の向こう側のファンへと届けた。
最初のMCで伊藤純奈は「今日がラストライブなのですが、私はライブは楽しむものだと思ってますので、みんなで全力で楽しむぞ~! お~!」と拳を突き上げてアピール。渡辺もライブが大好きだと話し「今日はたくさんアイコンタクトを取って、みんなとたくさん目を合わせて、思い出を作りたいと思います」と笑顔で意気込みを語った。
ユニットブロックの「ショパンの嘘つき」では、伊藤純奈が歌、渡辺がダンスを担当して2人でパフォーマンス。シンプルなセットと照明の中で、伊藤純奈はその歌声をクールに響かせ、渡辺は体全体をしなやかに使って踊り、圧巻の表現力で魅せた。
終盤では「嫉妬の権利」「滑走路」「日常」とアンダー楽曲を連続で披露。体からみなぎるパワーを発散させるように13人全員でパワフルに表現した。
本編最後では、「誰よりそばにいたい」をしっとりと歌唱。それぞれのファンへ向けての手書きのメッセージが画面に映し出され、曲の途中では山崎が「ファンの皆さん。何者でもなかった私たちをアイドルにしてくださってありがとうございます」と感謝を伝えた。 アンコールでは伊藤純奈、渡辺が2人で登場し、改めてあいさつ。渡辺は「私の気持ちというよりは、たくさんの方に感謝を伝えたいと思います」と切り出し「まずは家族…家族、って言うと泣いちゃう」と声を震わせながら「たくさん迷惑かけたし、転んでしまうこととかも人生の中でたくさんあったけど、一番見捨てずに側にいてくれてすごく感謝してます」とメッセージをおくった。メンバーのことは「すごく良い子たち。すごく大好きでかけがえのないメンバーばっかりです」と感謝を伝えた。伊藤純奈には「つらいときとかは純奈にすごく助けてもらって。純奈がつらいときは私が助けたいって思ってた」と涙を流しながら気持ちを打ち明けた。
ファンには「8年間私を支えてくれてありがとうございます。私が乃木坂を辞めよう、って思わなかったのは、ファンの皆さんのおかげ。
また、最後に「ちょっとだけお願いがある」と切り出し「メンバーはアイドルだけど、一人の普通の女の子だから、いつみんなの元から離れてしまうかわからないじゃないですか。そのときのために全力で愛してあげてほしいし、毎日ちゃんと推しメンに愛情を伝えてあげてください。『僕には、私にはあなたが必要だよ』ってちゃんと口にして言ってあげてください。後悔ないように大好きな人と過ごしてください」と願った。
伊藤純奈は、メンバーについて「約8年間一緒に活動できて本当に良かったです。みんなは本当に良い子ですてきな子。こんな子たちに囲まれて活動することができて、なんて私はラッキーなんだろうって心から思っております」とこれまで一緒に活動できた喜びを告白。「私は乃木坂から離れてしまうけど、みんなのことは本当にずっと応援してますので、頑張ってほしい。みんなは本当に強い子なので大丈夫だと思います」と笑顔でエールをおくった。
ファンへは「約8年間応援してくださって本当にありがとうございました」と感謝し「私の良いところなんて、数えるくらいしかお見せすることができなかったと思うんですけど、伊藤純奈のことを推していてよかったな、と思ってくれていたらうれしいです。一生分の愛をもらったなと思います」とかみしめた。
アンコールでは伊藤純奈のリクエスト曲「三角の空き地」、渡辺のリクエスト曲「君が扇いでくれた」を披露。2人はそれぞれセンターを務め、曲の入れ替わりのときには笑顔で強く抱き合った。
ラストの「乃木坂の詩」では、2人に寄り添うようにメンバーがぎゅっと肩を寄せ合い、涙を流すメンバーも。伊藤純奈は「メンバーが涙を流してくれるのが何よりもうれしいです。今日ですごくいい思い出がまた増えました」、渡辺は「ここに立ててめちゃくちゃ幸せです」と笑顔を見せ、アンコールを締めくくった。
コンサート終了直後にはモバイル会員限定のアフター配信が行われ、メンバーたちが堪えきれなかったように涙を流しながら再びステージに登場。一人ずつ涙ながらに卒業する2人へメッセージをおくった。2人はうれしそうにメンバーからの言葉を受け止め、ときに笑顔を溢れさせ、ときに涙を流す。
伊藤純奈はそれぞれの言葉を聞いて「うれしかったよ」と喜び「おのおのの性格もすごく出ていて。
M1:錆びたコンパス
M2:風船は生きている
M3:My rule
M4:ここにいる理由
M5:Route246
M6:僕の衝動
M7:Out of the blue
M8:Wildness world
M9:心のモノローグ
M10:自由の彼方
M11:まあいいか?
M12:13日の金曜日
M13:硬い殻のように抱きしめたい
M14:白米様
M15:ショパンの嘘つき
M16:嫉妬の権利
M17:滑走路
M18:日常
M19:自惚れビーチ
M20:口ほどにもないKISS
M21:誰よりそばにいたい
EN1:三角の空き地
EN2:君が扇いでくれた
EN3:乃木坂の詩