俳優の山田孝之と松本まりかが12日、都内で開催された『MIRRORLIAR FILMS Season2』完成披露試写会舞台あいさつに登壇。プロデューサー兼 『The Little Star』出演の山田とドラマ『六番目の小夜子』(NHK)以来21年ぶりの共演を果たしたことについて、松本は「ミラクルな体感、体験をたくさんしました」と語った。



【写真】21年前『六番目の小夜子』共演した頃の山田孝之、松本まりか

 「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」は、自由で新しい映画製作の実現を目指す短編映画制作プロジェクト。『The Little Star』は、アクションを交えて誘拐にまつわる物語を描く短編だ。

 サプライズゲストとして登場した松本は、セリフがない脚本と紀里谷和明監督の演出の下、役作りをせず、直前に説明を受けて撮影に挑んだことに言及。「孝之は、きっと何でもしても大丈夫って思えた」そうで「飛びかかったりとか、いろんなシーンがあるんですけど、そのくらいの、爆発する感情をすべてぶつけられた」と感慨深げに振り返った。

 一方の山田は「怖かったですよ。だって、何されるかわからないですからね。
まあ案の定、飛んできたり殴られたりしましたけど」とコメント。また「ここ数年、バーっと、どんどん活躍して、バラエティーとかもそうですけど、いろいろ出るようになってきて。お芝居っていうよりも、いま注目の人みたいになっている中で、どうなんだろう?と。できるんだろうか?と。『これを、俺とまりかで』とは思ったけど…すごかったですよ」と作品の仕上がりに胸を張った。

 その後に松本は、今や俳優以外の役割も務める山田が、人とコミュニケーションを取るように変わった時期があったと指摘し「そこから孝之が変わりはじめて、今や俳優という枠を飛び出して、いろんなことをしている」と分析。
さらに本作を通じて、山田が短編映画を積極的に作る意味が理解できたと言い「注目して見ていきたいと思ってます」と今後に期待を込めた。

 これを受けた山田は「マジで本当に意味ないことをやろうかなって、今思ってます。こっから先。でもばれないように。何個かやっていく中で、本当に意味のないことを意味ありげにやるっていう。でもそれ、一人で楽しいだけなんですよね」とぼやいて松本を笑わせていた。


 『MIRRORLIAR FILMS Season2』は2月18日より順次公開。