スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた映画「ジュラシック・ワールド」3部作が、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて5月17日から3週連続で放送されることが決まった。17日に『ジュラシック・ワールド』、24日に『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を放送。

31日には完結編の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』が地上波初放送となる。

【写真】ラプトルの“ブルー”がコワかわいい 『ジュラシック・ワールド』場面写真

 5月17日は『ジュラシック・ワールド』(2015)。

 「ジュラシック・パーク」の大惨劇から22年、当時の会社は買収され、新たな恐竜のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」がオープン。恐竜たちを間近に見られ、触れ合うことができる高級リゾートとして人気を博していた。

 パークの成功のために新種の恐竜を作り出さなければならず、人間はとうとう倫理観の一線を超え、遺伝子組み換え恐竜を作り出してしまう。作り出された大型恐竜インドミナス・レックスは、けた違いに知性と攻撃性が高く、ついには隔離されていた場所から「ジュラシック・ワールド」のジャングルへ逃亡する。

 本作の注目のポイントは、「登場する恐竜たちの賢さ」。脱走する大型恐竜インドミナス・レックスは、その巨大さとどう猛さにも驚かされるが、わなを張ったり、その身を隠したり、その賢さで人間たちを脅かす。

 インドミナス以外にも、人間と心を通わす恐竜(ブルー)まで出てくる。育ての親である主人公オーウェンは、ブルーと信頼関係を築き、子どものような存在にまでなっている。人間と恐竜の新たな共同生活の時代の幕開けだ。

 5月24日は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)。


 人気テーマパークであった「ジュラシック・ワールド」が、解き放たれた恐竜たちによって破壊されてから3年。島に残った恐竜たちはジャングルの中でも自力で生き延びていた。しかし、島の火山が活発な活動を始め、恐竜たちは絶滅の危機にひんすることに。人類は自分たちが復活させたはずの恐竜たちを、見放し絶滅させるのか、保護するのか選択を迫られる。

 そんな中、保護団体が恐竜たちを利用するため暗躍していた。島の恐竜たちが運び込まれたのは米本土の地下施設。恐竜たちはコレクションとして、世界中のバイヤーに売りさばかれ、さらには軍事利用しようとする企みも進んでいた。

 見どころは「匂いまで伝わってきそうなリアルな恐竜の表現」。前作に比べ、より多くの恐竜のロボット(アニマトロニクス)が使われることとなった。恐竜のロボットを精巧に作るのには相当な労力もかかるが、その分、セットに恐竜がいれば実際に照明を当てることもできる上、役者も恐竜を見て演技ができ、リアルな表現ができるという。

 5月31日は『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)。

 火山噴火の危機から救出された恐竜たちが、米本土から世界中へと解き放たれてしまってから4年。
地球上の各地に恐竜たちがすみ着くようになり、地球は人類と恐竜が混在する新しい世界、まさに文字通り「ジュラシック・ワールド」と化していた。

 恐竜の保護活動を続けるオーウェンは人里離れた山小屋で暮らしていた。ある日、オーウェンはかつて心を通わせた恐竜ブルーと、その子どもに再会。ところが、何者かによって、ブルーの子どもが誘拐されてしまう。オーウェンはブルーに「俺が取り戻してやる」と約束し、救出へ向かうのだった。

 注目のシーンは、街中で繰り広げられるカーチェイスならぬ“恐竜チェイス”。バイクに乗った主人公のオーウェンが、軍事利用された恐竜たちに追われるシーンは大迫力、超高速の展開だ。

 映画『ジュラシック・ワールド』は5月17日21時、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は同24日21時、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は同31日21時、『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて放送。

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