黒澤明監督作品に撮影助手として参加し、以降キャメラマン(撮影監督)として『八甲田山』『鉄道員(ぽっぽや)』、監督としても『劒岳 点の記』『散り椿』など数々の名作を創り続けてきた木村氏。
本作『腹をくくって』は、時代小説の名手・山本周五郎氏の短編に着想を得たストーリー。“敵討ち”“暗殺”“決闘”という3つの大きな見どころを配しながら、日本人としての美しく潔い生きざまを描く。
誰もが主役級のキャストをこの場で初めて発表した木村氏は「すごいですよね! この映画の一番の売りはキャスティングです」と胸を張る。「これだけの人が集まるんですよ!なかなかのもんだと思うんですよね。これが封切ってこけたりしたら日本映画も終わりだよね…自分も終わりだと思っている(笑)」と、ユーモアを交えてプレッシャーも明かしていた。
2028年放送の大河ドラマ『ジョン万』の主演を前に、本作で時代劇の主演を務めることとなった山崎。主演に抜てきした理由を問われると「今やヒットメーカーですが、それだけで選んでいるわけじゃない。2人きりになったことがあるんですが、(山崎が)いい色艶で、姿かたちがすごかった。美しい青年を見たという感じ。ものすごく純真で、純朴で、非常にナイーブで。男の色気、インテリジェンスのある顔をしている」と、山崎の“素の姿”に魅力を感じたそう。
また、木村氏は主人公が本作で放つ「腹をくくって」というせりふが入った劇中の一節を紹介しつつ、本作を一言で言うと「宿命と運命を描く映画だ!」と力説。「単なるチャンバラ劇ではない」と自信たっぷりに話した。
木村氏は「この映画をつくるのは遺言のためじゃない。体力の衰えがあるけど、これが最後じゃない。あと2本くらい撮りたいと思っている」とほとばしる映画への熱意も語っていた。
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