J2藤枝は2日、アウェーで長野戦に臨む。前節(4月29日、1●2)の札幌戦で、2月8日の開幕戦以来の先発となったMF梶川諒太(37)が存在感を示している。

 30日の焼津市内での非公開練習後に取材に応じ、「前半途中からボールを引き出しながら、うまくプレーできていた。相手も嫌がっている印象があり、このまま続ければ勝てると思っていた。最後の質は自分自身もっと上げないといけないが、悪くはなかった」と手応えを語った。岐阜との開幕戦はボランチでの出場だったが、札幌戦ではシャドーでも起用され、幅広いプレーを見せた。

 4月17日に37歳を迎えたチーム最年長。槙野智章監督(38)の就任後、チームの若返りが進められている中で、「みんなが気持ちよくプレーできる環境をつくることや、緩みがあれば締めることもベテランの役割。試合に出て活躍したい気持ちはあるが、それだけではない」と自身の存在意義を口にする。「今は本当にいい経験ができている」と充実感もにじませた。

 チームは攻撃的スタイルを志向しつつ、守備面でも成長を見せている。「守備の堅さや求められるものは増えている。札幌戦は失点したが、ブロックを組んだ時の粘りは出てきている」と手応えを語った。

 槙野監督は起用理由について「札幌はディフェンスラインが下がり、中盤との間にスペースが生まれる。

そこでボールを扱える賢い選手として最適だった」と説明。「いいプレーを見せてくれた。プレー時間を含めて、もう少し長い時間見てみたい」と引き続き起用することを示唆した。

 5連戦で移動を含めて過密日程が続くが、梶川は「チーム一丸で戦っていきたい」と前を向いた。(伊藤 明日香)

編集部おすすめ