映画監督でキャメラマンの木村大作氏(86)が1日、東京・京橋の東映本社で新作映画「腹をくくって」(2027年公開、主演・山﨑賢人)の企画発表会見を行った。

 山本周五郎の小説を原案にした時代劇。

9年ぶりにメガホンを取る木村監督は86歳とは思えない力強さで映画の魅力をアピールした。その中でも、主演の山﨑をはじめ、北大路欣也渡辺謙阿部寛佐藤浩市松山ケンイチ松田龍平、古川琴音ら豪華キャストが集結したことを強調。「この映画のウリは俳優さん。素晴らしい人たちに出ていただけるのが、うれしい。封切ってコケたら、日本映画は終わりだよね。僕も終わりだよ」と冗談交じりに語った。

 「キングダム」「ゴールデンカムイ」など人気シリーズのほか、28年のNHK大河ドラマ「ジョン万」も控える山﨑に主演を託した。木村氏は「いまやヒットメーカーですよね。それだけで選んでいるわけじゃない。美しい青年。純粋で純朴でナイーブで、ある角度では男の色気、ものすごいインテリジェンスのある顔をしている」と起用理由を説明。巨匠・黒澤明監督に信頼され、高倉健さんをはじめ名優を撮影してきたキャメラマンとしての視点も念頭に語った。

 約1時間、何度も脱線しながら熱弁をふるった木村氏。「体力は相当落ちました」と言いながらも、「年と共に気力は上がってます。この映画が最後じゃないです。あと2本は撮りたい。企画も考えています」と大きな声を張り上げた。

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