◆米大リーグ ツインズ3―7ブルージェイズ(1日、米ミネソタ州ミネアポリス=ターゲットフィールド)

 ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が1日(日本時間2日)、敵地のツインズ戦に「4番・三塁」で出場し、渡米後初の1試合2本塁打を2打席連発でマークした。4回、第2打席で6試合ぶりの6号勝ち越しソロ。

5回の第3打席での7号2ランが日本人メジャー通算999号となった。その後、同時に試合が進行していたホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)がパドレス戦で通算1000号本塁打。1998年野茂英雄ドジャース)の1号から28年で節目に到達した。

 この日2度目のホームランジャケットに袖を通した岡本がベンチに戻ると、お辞儀ポーズで整列したチームメートに出迎えられた。クールにダイヤモンドを回っていた男は、ヘルメットを外しお辞儀で応え、笑顔がはじけた。2点リードの5回1死一塁、会心の当たりではなかったが、初球、右腕・ウッズリチャードソンの内角低めのスプリットをすくい上げ、ライナーで左翼席前列に打ち込んだ。2打席連発の7号2ランに「反応でうまく打てた」と自画自賛。貴重な追加点を生み出した。

 1本目は勝ち越し弾だった。2―2と追い付かれた直後、先頭で迎えた4回。「思い切って打ちにいこう」と甘く入ったスライダーを完璧に捉えた。左中間2階席をかすめる大きな弧を描く6号ソロに「いい角度で飛んでくれた」と納得の表情。

岡本の本塁打は日本人メジャー通算998、999号。1000号の節目弾こそ村上に譲ったが、実力を証明するには十分。1試合2発は今季の日本人メジャー一番乗りだ。

 メジャーにアジャストしてきた。開始約5時間前。早出の打撃練習に励み、自らポプキンス打撃コーチに助言を求め、振り上げるような形になっていたフォロースルーの軌道を修正した。直後の好結果に、「取り組んでいることが、少しずつできるようになってきた」とうなずく。同コーチも「信じられないほどの早さで新たな環境に適応している」と目を細めていた。

 シュナイダー監督も「これが彼にとって唯一のマルチホームラン試合、なんてことにはならないだろう。チームが好調な時、常にその中心にいて、打点を稼いでくれている」と岡本のバットを信頼している。

 メジャー1年目。シーズンの序盤から結果を出していることに「試合に出る以上、毎日いいものを出したいと思ってやっている」と泰然自若。

直近8戦で10打点。4番のバットが、得点の打ち出の小づち状態で、ベンチの雰囲気も明るい。昨季リーグ王者の5月攻勢が始まった。

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