◆チャーチルダウンズS・G1(日本時間5月3日、米国チャーチルダウンズ競馬場・ダート1400メートル)

 日本から参戦した坂井瑠星騎手=栗東・矢作厩舎=騎乗のテーオーエルビス(牡4歳、栗東・高柳大輔厩舎、父ヴォラタイル)が、後続に3馬身1/4差をつける圧勝。G1初挑戦で本場の壁を打ち崩す大金星を挙げた。

勝ち時計は1分20秒49。

 11頭立ての8番ゲートから五分のスタートを切ったテーオーエルビスは、向こう正面でもまれない外めの5番手付近につけた。抜群の手応えで4コーナーを回ると、最後の直線は外から一気にスパート。早くも先頭に躍り出ると、そのまま地元の米国勢を引き離し、2着のディスラプターに3馬身1/4差をつけた。 

 アメリカ生まれの同馬は昨年末のカペラSを5馬身差で圧勝。その後はドバイ・ゴールデンシャヒーンへの出走を予定していたが、中東情勢を考慮したうえで回避し、ここに目標を切り替えた。故郷に錦を飾る形の勝利を、大舞台で飾ったことになる。

 日本調教馬による米国のダートG1制覇は、21年BCディスタフを勝ったマルシュロレーヌ、昨年のBCクラシックを勝ったフォーエバーヤングに続く3頭目。

 同馬は24年9月に中京の芝でデビュー。惜しくも3着に敗れたが、ダートに起用された2走目で初白星を挙げた。その後は2戦連続で3着。25年3月の阪神で1勝クラスを5馬身差で圧勝すると、浜松特別(2勝クラス)、オークランドサラブレッドRT(3勝クラス)を連勝し、重賞初挑戦となった昨年12月のカペラSで4連勝を達成。

それ以来となる海外遠征で見事に快挙を成し遂げた。

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