◆第31回ユニコーンS・G3(5月2日、京都競馬場・ダート1900メートル)

 第31回ユニコーンS・G3(京都、ダート1900メートル)は2番人気のシルバーレシオ(岩田望)が重賞初制覇。父のルヴァンスレーヴにJRA初タイトルを贈った。

 荒々しく、力でねじ伏せた。抜群の手応えで進め、5番手で4コーナーを回ったシルバーレシオ。直線半ばで左手前に替わった瞬間、自慢の末脚がさく裂した。上がり3ハロンは2位に0秒6差をつける36秒1。前を行くメルカントゥールをさっそうとかわし、首差の着差以上の強さを見せつけた。

 6戦連続のコンビだった岩田望は「手前を替えてから(前を)とらえられるなという反応。本当にポテンシャルだけで重賞を勝ってくれた」と笑顔。重賞初挑戦Vに導き、父ルヴァンスレーヴに産駒の初タイトルを贈った。

 「いろいろと課題はあるなかで勝ち切ってくれた。これからが楽しみ」と期待を膨らませた野中調教師。順調なら、優先出走権を獲得した東京ダービー・Jpn1(6月10日、大井)が視界に入る。「馬の状態をしっかり見て、オーナーサイドと相談して。

狙っていくなら2000メートルの(東京ダービーの)方が適正だろうという話はしていた。そこに乗れる権利は取ったからね」と意欲を見せた。

 野中厩舎では毎日杯Vのアルトラムス、若葉S覇者のマテンロウゲイルに続く3歳世代の大物候補。砂上の新星に「そういうところを狙える馬がいると、厩舎も元気になる」。勢いに乗って、さらなる高みを目指す。

(山本 理貴)

 シルバーレシオ 父ルヴァンスレーヴ、母シルバーポジー(父クロフネ)。栗東・野中賢二厩舎所属の牡3歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は7戦3勝。総獲得賞金は5904万8000円。重賞初勝利。馬主は(有)サンデーレーシング。

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