◇明治安田J1百年構想リーグ▽第14節 清水2―1京都(2日・サンガスタジアム)

 清水は5連戦の3戦目となるアウェー京都戦を2―1で制し、今季初の逆転勝ちで4戦ぶり白星を挙げた。0―1で迎えた後半19分、MF宇野禅斗(22)がJ1公式戦初ゴールを決めて同点に追いつくと、同23分にはFW嶋本悠大(19)が2戦連発となる決勝弾を決めた。

 同点に追いついた後半19分から4分後、左サイドから嶋本が中央へ切れ込むと、相手の隙を突いて右足を振り抜いた。ボールは右上隅に突き刺さり、プロ初のV弾となった。「うれしいですが、初めてゴールを決めた時よりは落ち着いてましたね」と冷静に振り返り、成長の跡を見せた。

 4月5日のアウェー長崎戦(3〇0)でのプロ初得点を含め、出場5試合で3得点。頭角を現しつつある。

 京都の鋭いカウンターに苦しみ、前半に先制点を献上したが、前半アディショナルタイムに相手に退場者が出て、流れが変わった。同点弾でさらに勢いをもたらしたのが今季から主将に就任した宇野だ。後半19分、地をはうミドルシュートが相手GKの足に当たり、クロスバーをたたいてゴールに吸い込まれた。

 22年に当時J2の町田でプロキャリアをスタート。J2では5得点を記録も、J1の舞台では44試合目で初ゴールだ。「長かったです」としみじみ。「やっと取れたという気持ちですが、悠大のスーパーゴールに持っていかれたので、彼を祝福したい」と笑った。

 若手2人の活躍で連敗を3で止めた吉田孝行監督(49)は「勝ち点3がなんとしても欲しかったので、良かった」と胸をなで下ろした。指揮官の両者への評価は高い。嶋本には「ポテンシャルもあり、結果もついてきている。さらに成長していける選手」と期待。宇野は「若いですが、中堅、ベテランのようなサッカーIQの持ち主。ボール奪取後に前へ出る運動量も含め、全てにおいてトップレベル」と絶賛する。若いコンビで負の連鎖を止めた清水が、5月6日のホームC大阪戦でさらに勢いをつける。(伊藤 明日香)

編集部おすすめ