俳優・高橋一生が主演を務め、利重剛が『さよならドビュッシー』以来13年ぶりに長編映画のメガホンを取った『ラプソディ・ラプソディ』が、5月1日よりテアトル新宿、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開中。このほど、横浜市中区の全面協力のもと撮影された本作のメイキングカット4点が解禁された。


 本作は、横浜の実在する老舗店や公共施設がそのまま登場し、街の空気感そのものを映し出す“街映画”。オール横浜ロケで撮影され、映画と現実が地続きのように感じられるリアリティが魅力となっている。

 物語は、主人公・夏野幹夫(高橋一生)が、パスポート更新のために訪れた区役所で、住民票に身に覚えのない「続柄:妻」の記載を発見することから動き出す。突如現れた“見知らぬ妻”の存在をきっかけに、幹夫の不可思議な日常が展開していく。監督・脚本を務めた利重は叔父・大介役として出演もしている。

 解禁されたメイキングカットには、中区役所が位置する日本大通りで、住民票を手に呆然と立ち尽くす幹夫(高橋)の姿や、その様子を興味深そうに見つめる叔父・大介(利重)の姿が収められている。また、黄色のジャケットにハット、サングラスという派手な衣装のままモニターをチェックする利重監督の姿も。俳優と監督の二つの顔を行き来する現場の臨場感が伝わる一枚となっている。

 さらに、“妻・繁子”(呉城久美)を捜して幹夫が訪れる「宮崎生花店」での撮影では、ラフなTシャツ姿で高橋やゲイチ役の芹澤興人に演出をつける監督の姿も捉えられており、現場で物語を丁寧に紡ぎ上げる様子がうかがえる。

 一方で、利重監督は「脚本の時点から横浜の匂いが向いている気がしまして。劇中の街の描写、経路、建物の位置関係などのリアリティはしっかりしています。その街だからこそ起きるようなドラマの展開を求めているんです」とコメント。
地元・横浜でのオールロケにかけた思いを明かしている。

 愛すべきキャラクターたちと横浜の街並みが溶け合い、映画館を出た後も物語が続いているかのような余韻を残す『ラプソディ・ラプソディ』。横浜では、横浜ブルク13、横浜シネマリンで公開中だ。
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