警察・検察当局およびマスコミの内情に精通するジャーナリストが、テレビでは絶対に報道しない、気になるニュースの裏側をレポートします。

 衝撃的な情報が政界をひそかに飛び交っているので、ご紹介しておこう。

合成麻薬MDMAを使用した麻薬取締法違反の疑いで、人気女優・矢田亜希子の夫でタレントの押尾学容疑者が警視庁麻布署に3日逮捕されたことはご存じの通り。

 同署は4日朝から、押尾容疑者がいた六本木ヒルズのマンション室内を現場検証しているが、室内で死亡していた30代女性が「国会議員の娘ではないか」との情報が浮上しているのだ。

「もともと銀座のホステスではないかと聞いていましたが、警視庁の口が固いことに加え、押尾が政界関係者と交流していたことからこんな話が出ているんです」(警視庁担当記者)

 事件を振り返っておく。2日夜、六本木ヒルズの部屋から「女性が死亡している」と119番があり、捜査がスタート。マンションの防犯カメラに、押尾容疑者と死亡した女性が建物に入っていく姿が写っていたことから、3日午後、同容疑者を事情聴取した。

「この部屋で女性と一緒にいた。女性に異変を感じたため自分のマネジャーを呼び、その後部屋を出て行った」

 そう供述した押尾容疑者は、取り調べ中、薬物中毒とわかる手の震えがとまらず、尿検査をしたところ、薬物反応が出たという。

 こうなると、女性は一緒に薬物を扱い死亡した可能性があるだけに、事件の当事者として女性の素性も明らかにすべきところだが、警視庁にはかん口令が敷かれたまま。担当記者が打ち明ける。

「女性は東京のお台場に住むT・Kというところまでわかっているが、その先が不明。実は、押尾は最近、政界フィクサーと呼ばれる関西の大物子息と親しく、内輪のパーティをたびたび開いていたんです。そこに、国会議員関係者も呼ばれていたらしく、なんとそこには警視庁の元幹部もいたというんです。

かん口令の理由はこの辺りにあるみたいです」

 いずれにせよ、薬物事件に議員の娘が登場するとなれば、来る衆院選に影響を与えるのは必至。政界に弱い警視庁の口が重くなるのもうなづけなくはない。真相を暴くのは、警視庁担当の記者諸君の奮闘にかかっている。期待したい。
(文=由利太郎)

【編集部追記】本記事公開後、変死体で発見された女性は銀座のクラブのホステスである可能性が高まりました。「国会議員の娘か?」という情報が永田町を中心に錯綜したことは事実で、政財界に力を持つ人間が今回の事件の背後には見え隠れしています。続報が固まり次第報告いたします。


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