毎年、ソフト・オン・デマンド(以下、SOD)グループのアダルトDVDをはじめとする映像作品の中で優れた作品を表彰する日本最大級のAVの祭典「SOD大賞2011」授賞式が、六本木のニコファーレで行われた。これまでは業界関係者による投票で大賞が決定し、マスコミのみを招待し行われていた授賞式だったが、10年目を迎えた今年は初のファン参加型。

式典はニコニコ生放送で生配信され、放送時間中に締め切られるファン投票によってNo.1映像作品が決まるのだ。

 授賞式は、フリーアナウンサーの山中秀樹氏、元SOD専属女優で現在はタレントとして活躍している範田紗々の2人が司会を務め、ゲストにはなんと、プロレスラーの蝶野正洋氏が登壇。「今は小さな子どもがいてなかなかAVを見る機会がないので、この日を楽しみにしていた。AVは若い人にとってはエネルギーの源。自分も若いころはよく世話になった」と意気込みを語った。

 優秀女優賞を受賞した12名がセクシーなドレスをまとい、ファッションショーさながらのウォーキングを披露すると、会場の熱気はヒートアップ。

「待ってました!」とばかりに一斉にカメラのフラッシュがたかれた。昨年、同受賞式で「新人賞」を受賞した羽田あいは、「来年はロウソクとかで誰かをいじめるような作品に出たい」とコメント。一方、今年ニコ生の"生主"からAV女優へと華麗な転身を遂げた片桐えりりかは、「来年はSMっぽい激しいのをやりたい」と来年の抱負を語ってくれた。

 式典の目玉であるSOD大賞ノミネート作品には、SODの作品はもちろん、今年話題となった各メーカーの力作16作品が勢ぞろい。天井と壁面4面に設置された大型のLEDモニターにそれぞれの作品のダイジェスト版が流れると、男性マスコミ陣はモニターにくぎ付け。ゲストの蝶野氏も例にもれず舞台袖から各作品をくまなくチェックしていたようで、「『180以上の女』(AKNR)と『美少女キャットファイト』(ROCKET)が気になった。

『180以上の女』はやっぱり俺がデカイから背の高い女が気になる。『美少女キャットファイト』は俺の技が出てくるのかと思ったんだけど出てこなかった」と会場の笑いを誘った。

 そんな中、大賞に選ばれたのは、『めぐりちゃんタオル一枚男湯入ってみませんか?HARD』(SOD)。作品紹介ではダイジェスト版のほか、実際にめぐりがタオル1枚で登場するなど、まさに身体を張った演出もあり、会場を大いに盛り上げてくれた。受賞しためぐりは、「まさかこんな賞がいただけるとは思っていなかったのですごくうれしい。カメラの目線が痛くて、どこ見たらいいのか分からないほど恥ずかしかった」と目をうるませながら語ってくれた。

 そのほか、優秀セル作品賞では、ほしのあすかが3作品で受賞。「最優秀グッズ賞」には、まるでオブジェのようなビジュアルでオナホール界に革命を起こした「TENGA 3D」が選ばれた。
(撮影=尾藤能暢)


【関連記事】
小向美奈子が5冠達成! SOD大賞2010レポート 豪華女優陣から喜びの声
美人広報が顔出しPR! 男性の夜の生活をサポートする"魅惑の最高級ブレンド"ドリンク
「正しい性欲コントロールでHIV感染の拡大を防ぐ」TENGAのSTOP AIDSキャンペーン