『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系)は第6話。いよいよ後半戦ということで、物語の核心に迫っていきます。
都内のある住宅の物置小屋で火災が発生。住人の夏子(酒井美紀)が意識不明の重体で発見された。同じ場所からは、損傷のひどい男性の遺体も発見されたんですが……。
この男性を調べたところ、なんと刑事だった来宮渚(堀北真希)の父を殺した犯人・狩野勇次(浅野和之)だったのです……。来宮が被害者に“共感”する特殊能力を身につけたキッカケの事件でもありますが、では、夏子と狩野の関係はいったい……。
入院する夏子の顔には黒いアザがありました。
北川景子さんと結婚で幸せいっぱいの……ではなく、来宮にまとわりついていたフリー記者の謙人(DAIGO)でした。驚愕する捜査七課(ヒガンバナ)一同。
しかし火災当時、謙人には完璧なアリバイがあり、警察は“シロ”と断定。謙人は問い詰める来宮に「もう忘れたいんだ」と語り、警察を後にします。捜査本部に戻った来宮でしたが、その手には「血」がべったりと……。
捜査の過程で、来宮の父が殺された当時のことも調べるヒガンバナ一行。毒をもって殺害したにもかかわらず、その後7回も包丁で刺した狩野の行動など、不可解な面が非常に多い事件。そして、意識を取り戻し、自殺を図ったと供述する夏子にも、謎が多いのでした。
母が死んで、錯乱状態になった夏子を、たまたま近くにいて助けた狩野……2人は「交際」関係にあり、心中を図ったとヒガンバナは推測し、捜査は佳境へ。そして来宮は、これまで避け続けてきた自分の“過去”と向き合う決意をするのです。
今回は、後半戦の「序章」という位置づけだったでしょうか。次回はよりヘビーに、来宮の過去が解き明かされていくでしょう。見逃せません。
しかし、やっぱり他のヒガンバナメンバーの存在感が薄いのが気がかりではあります。
(文=どらまっ子KYOちゃん)