トヨタ自動車が2009年から10年まで展開していたCMシリーズの初代こども店長役でブレイクした俳優の加藤清史郎が、出演した映画『クハナ!』の舞台挨拶に登場し、イケメンになった現在の姿を披露した。
「2001年生まれの加藤くんは、今年15歳。
『クハナ!』において、加藤は小学6年生の役を演じている。中学3年生の加藤にとっては“最後の小学生役”となる覚悟で臨んだという。中3と小6では大きなギャップがあるのは確かだろう。だが、こうした無理のあるキャスティングは過去にも見られた。
「2000年公開の映画『バトル・ロワイヤル』における山本太郎ですね。
その後、山本は2011年に起こった東日本大震災と、それに伴う原発事故を受けて、反原発運動を展開するため事務所を電撃退社。その後は、あれよあれよという間に参議院議員となってしまった。その原点には、無理めの役柄も難なくこなした山本太郎のストイックさがあることには違いない。
加藤くんも、今後は子役を脱し、俳優としてこれまでのイメージを覆すような過激な役柄に挑むこともありそうだ。
(文=平田宏利)