2016年10月期のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインに抜擢され、その後もドラマや映画に引っ張りだこの芳根京子。しかし、業界内では「数字を持っていない」とささやかれているという。
「清楚で透明感があって、イメージはとても良いのですが、朝ドラ以降はヒット作に恵まれていないということで、“数字を持っていないのではないか”と言われることが多いんです」(ドラマ関係者)
さらに、その清純すぎるイメージが裏目に出ているとの声も。
「ルックスは黒髪ロングの正統派の美女。個性的な顔立ちでもないので、印象に残らないんですよ。朝ドラヒロインをやったのに、いまだに名前と顔が一致しないというドラマスタッフも多い。キャラが薄すぎるがゆえに、本人も出演作もインパクトに欠けるものになってしまっているんです」(同)
そんな芳根と土屋太鳳がダブル主演を務める映画『累 -かさね-』が9月7日に公開される。2人はそのプロモーションで8月20日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演。
「マネジャーに『お前がいま辞めても、事務所は得も損もない』と言われ、カチンときて『辞めたら事務所が困るくらいに大きくなって辞めてやる!』と絶叫したエピソードを明かしたり、3歳の時に歌っていたという『まめむーまんの歌』を披露したりなど、これまでのキャラとはまた異なる一面を出して、“中身は変人”としてイジられました。単なる清純派から、一歩踏み出した印象ですね」(同)
ドラマや映画ではあまり見せない姿を地上波の電波に乗せた芳根京子に、新たな可能性を見たというのは、ある放送作家だ。
「以前もバラエティー番組で披露したことはあるのですが、『まめむーまんの歌』を歌っている姿は、今回もやはり完全に不思議ちゃんでしたよ。普通であれば相当痛々しい姿なんですが、意外とそうでもないし、レギュラー陣からのイジりもうれしそうに受けていました。あらためてバラエティーの素質があるのではないかと感じましたね。
数字を持っていない清純派女優から、バラエティーもできる“実は変人”女優へと──。芳根京子の路線変更もありえない話ではないのかもしれない。