先月28日に公開されたV6岡田准一主演の映画『散り椿』が大コケの気配だ。興行通信社が発表している週間観客動員数ランキングでは初週こそ3位につけたものの、2週目となった今週のランキングでは7位に急落。

早くもトップ10から転落危機となっている。

「『散り椿』は、御年79歳となる名カメラマン・木村大作氏が監督を務める3作目の作品。今年9月に開催された『第42回モントリオール世界映画祭』では、最高賞に次ぐ審査員特別グランプリを受賞するなど、国際的な評価は高かったのですが、興行収入には結びつかなかった。最終的には10億円を切る可能性もあります」(映画ライター)

 岡田といえば、2013年に公開された主演映画『永遠の0』で興収87.6億円を記録。その後も、『海賊とよばれた男』(16)、『関ヶ原』(17)で23億~24億円の大ヒットを飛ばし、数々の映画賞を受賞するなど、ジャニーズ内では“映画俳優”としての地位を着々と築いてきた。

 だが、その地位も危うくなってきたようだ。


「今年、山下智久が主演した『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が90億円を突破し、実写映画として日本歴代6位に入るスマッシュヒット。さらに、木村拓哉二宮和也が出演している『検察側の罪人』も30億円に迫る勢いです。事務所内の“映画俳優”としての序列も、今年1年で大きく変動しそうですね。宮崎あおいとの結婚が明らかになって以来、ファン離れが止まりませんね」(同)

 とはいえ、業界内での俳優・岡田の評価は高く、年末から来年にかけても『来る』『ザ・ファブル』といった大作の公開が控えている。秋には38歳となる岡田だが、今回の“大コケ”に何を思うだろうか?