私立恵比寿中学・中山莉子(スターダストプロモーション公式サイトより)

 今年3月に休刊となった女性ファッション「LARME」(徳間書店)が、9月に復刊することが決定。公式ツイッターが、「LARMEに出て欲しい女の子のことを #LARME編集会議 で教えてください」とツイートしたところ、さまざまな女性アイドルのファンたちが、こぞって自分の“推しメン”をプッシュするという展開に発展している。

「LARME」は2012年9月に創刊。パステルカラーを基調としたふわっとした誌面づくりで、日常的なファッションではなく、作り込んだ世界を見せる雑誌となっている。20年3月発売の5月号で休刊となったばかりだが、創刊編集長である中郡暖菜氏が新たに設立した株式会社LARMEが受け継ぎ、9月に復刊することとなった。

 これまでも多くの女性アイドルをモデルとして起用していた「LARME」。公式ツイッターで誌面に登場してほしい女性タレントに関する意見を募ると、アイドルファンたちが注目。ハッシュタグ「#LARME編集会議」がトレンド上位に浮上した。

 この「#LARME編集会議」を定点観測していたアイドルメディア編集者はこう話す。

「とにかく、自分の推しのアイドルをプッシュしようと、ファンたちが頑張っていました。投稿が多かったのは、私立恵比寿中学の中山莉子、BEYOOOOONDSの里吉うたの、アンジュルムの上國料萌衣、ZOCの西井万理那、戦慄かなの、といった面々。モーニング娘。’20の生田衣梨奈などは、自分で自分を推薦していました。

もちろん、山本舞香など、休刊前に同誌のレギュラーモデルを務めていた人を推す声も多くみられました」

 坂道シリーズやAKB48グループのアイドルを推す声は、意外にも少なかったようだ。

「まず坂道については、現状アイドル界のトップなので、ファンたちもそこまで必死になってアピールしなかったのかもしれません。48グループはファン層が中高年の男性に偏りつつあるので、『LARME』というところにあまり引っかからなかった可能性が高いです」(同)

 そんななか、特に目立っていたのが、エビ中・中山のファンだという。

「正確にカウントしたわけではないですが、中山を推す投稿はトップクラスに多く、そのツイートに対する“いいね”も多かった印象です。実際、エビ中は節目のライブをアリーナクラスで開催できるほど人気があるにもかかわらず、知名度も低くメディア露出もそこまで多くない。中山も隠れた逸材として知られており、ファンとしては外に向けてアピールしたいところなのかもしれません」(同)

 コロナ禍で仕事も激減しているアイドルたち。

それを支えるファンも必死なようだ。