山下智久

 8月7日に「文春オンライン」が報じた山下智久の未成年飲酒&お泊りデート疑惑が波紋を呼んでいる。記事によれば、山下はKAT-TUNの亀梨和也らと共にバーで午前4時過ぎまで飲んでいたが、そこにいた17歳の女子高生タレントとその後ホテルで合流したという。

「文春オンライン」の取材に対し、ジャニーズサイドは「亀梨と山下は未成年と飲酒したという認識がなかった」と回答しているが、2人の処遇については今週中にもなんらかの発表がありそうだ。

 このスキャンダルに頭を抱えているのはジャニーズ上層部はもちろんのこと、滝沢秀明副社長ではないかと大手芸能事務所スタッフのA氏は語る。

「滝沢はジャニーズJr.の育成に力を入れていますが、実は山下のことも相当頼りにしている部分があったといいます。Jr.ユニットのプロデュースを山下が担当したこともありました。しかし滝沢はスキャンダルに厳しいことでも知られている。同じく未成年との飲酒疑惑を報じられたSnow Man岩本照には、芸能活動休止という重い処罰をくだしたことも記憶に新しい。

山下のマネジメントは滝沢の管轄ではないので、滝沢が直接どうこうする案件ではないけれど、今後は付き合い方を考えなければならないでしょう」

 山下はジャニーズの中では独自の音楽的センスを発揮していた。滝沢が山下のそうした能力をJr.のプロデュースに生かしたいと考えていたとするならば、今回のスキャンダルには頭を抱えているだろう。さらに、A氏は「ジャニーズの未来をも揺るがすことになる」と続ける。

「ジャニーズは今後、自社のアイドルを世界で売っていきたい思惑があった。そうした世界戦略において、山下は足掛かり的な存在だったんです。というのも、山下はハリウッドスター・ウィル・スミスの事務所と個人的に契約しているんです。

海外進出にはコネクションが何より重要になる。山下がつないだこのコネクションを生かしたいと考えているジャニーズですから、今回のスキャンダルをどう処理するかは非常に難しい判断を迫られますよ。厳しく処罰すれば山下がヘソ曲げて『じゃあ退社する』と言いかねないですからね。そうなれば、手越祐也長瀬智也の退所どころではない相当な痛手になる」

 ジャニーズにとってはなんとも頭の痛い事態なわけだが、一方でこのスキャンダルにほくそ笑んでいる人間がいるという。芸能記者の話。

「ひとりは山下の相手とされる17歳のタレントです。

タレントといってもほとんど無名でしたが、ネット上ではすでに名前も特定され一躍有名人に。どうやら本人も『山Pを食ったのは私』と周囲に吹聴しているようで……(苦笑)。さらに、このスキャンダルを利用するのではないかと言われているのが、先日『暴露本』まがいの書籍を出版した手越です。またYouTubeで今回のスキャンダルに言及すれば再生数を稼げるでしょうからね。7月22日に退所を発表した長瀬についても、23日には動画でネタにしてたくらいだから商魂たくましいですよ。暴露本もそうですけど、手越は完全に炎上商法で焼け太りする旨味を知ってしまった。
今後もジャニーズに何かあるたび、それを利用していくんじゃないですかね」

 山下のスキャンダルで得する人・損する人、その明暗ははっきり分かれそうだが、当の本人にはどういったペナルティが課されるのか。相変わらずテレビメディアはスルーを決め込むようだが、その動向に注視していきたい。