King & Prince永瀬廉(左)と髙橋海人(右)

 前回は「2023年、注目の年女」を挙げたが、今回は“年男”をフィーチャー。

 なかでも旬のスターが揃うのは、1987年生まれ(今年で36歳)。

 松下洸平は「今最も勢いに乗っている俳優」と言っていいだろう。昨年は『やんごとなき一族』(フジテレビ系)、『アトムの童』(TBS系)に加えて、映画や舞台にも出演したほか、バラエティからも引く手あまた。さらに多忙なスケジュールを縫うようにアーティストとしての全国ツアーを2度に分けて行った。演技とさわやかなキャラクターに加えて、歌、ダンス、絵などもハイレベルでこなす万能性も含め、業界内の評価は極めて高い。

 市原隼人は昨年『鎌倉殿の13人』『正直不動産』とNHKドラマ2作で存在感を発揮。特に八田知家を演じた前者では、肉体美の色気が話題になった。

柿澤勇人も『鎌倉殿の13人』で源実朝を演じて名をあげた一人。メインフィールドのミュージカルでも『東京ラブストーリー』の主演・永尾完治を演じたが、今年はこれまで以上にテレビでの活躍も期待できそうだ。

 その他では、俳優の高良健吾、毎熊克哉、古川雄大浅利陽介遠藤雄弥ジャニーズ勢では、NEWS・加藤シゲアキKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔ジャニーズWEST中間淳太A.B.C-Z河合郁人、さらに手越祐也、アーティストの三浦大知、声優の蒼井翔太、芸人ではぺこぱ・シュウペイ、ハナコ・菊田竜大らがいる。

人気沸騰の神尾楓珠と転機のキンプリ

 ひと世代下の1999年生まれ(今年で24歳)の筆頭格は神尾楓珠。昨年は主演作『17才の帝国』(NHK)のほか、『ナンバMG5』(フジテレビ系)、『オールドルーキー』(TBS系)など6作もの連ドラに出演した。さらに4作の映画、劇団☆新感線の舞台、情報バラエティ『サスティな!~こんなとこにもSDGs~』(フジテレビ系)でMCに挑戦するなど、活躍のフィールドは広がっている。

 ジャニーズではKing & Prince・永瀬廉と髙橋海人。

永瀬は昨年『わげもん~長崎通訳異聞~』(NHK)と『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(読売テレビ・日本テレビ系)で主演を務め、今年も1月期から『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)に出演する。髙橋も『未来への10カウント』(テレビ朝日系)でメイン生徒役、『ボーイフレンド降臨!』(テレビ朝日系)で主演を務めた。今年は5月22日でグループから3人が脱退して永瀬と髙橋の2人体制になるだけに、年男同士の結束力が試されそうだ。

 その他では、水上恒司、清水尋也、萩原利久、鈴木仁、金子隼也、若林時英、西垣匠、豊田裕大ら次世代の若手俳優が揃っている。

業界屈指の万能選手・バカリズム

 1975年生まれ(今年で48歳)は、やはり芸人のボリュームが大きい年代。卯年にも、アンタッチャブル柴田英嗣フットボールアワー岩尾望チュートリアル徳井義実と福田充徳、次長課長河本準一東京03・豊本明長、トータルテンボス・大村朋宏、ドランクドラゴン・鈴木拓、レイザーラモン・HG、髭男爵・山田ルイ53世、野生爆弾・ロッシー、原口あきまさ山本高広じゅんいちダビッドソンあべこうじねづっち波田陽区らが名を連ねる。

 ただ、トップランナーはバカリズムだろう。

昨年は『家事ヤロウ』(テレビ朝日系)、『バズリズム02』(日本テレビ系)などのレギュラーMCに加えて、事実上の冠番組『私のバカせまい史』(フジテレビ系)もスタートした。脚本家としてのオファーも続き、昨年は映画『ウエディング・ハイ』などを手がけ、今年も1月期の『ブラッシュアップライフ』の物語を担う。MCから準レギュラー、ゲスト出演、ネタ、大喜利まで何でもこなすほか、『R-1グランプリ』の審査員も初めて務めるなど、今なおマルチぶりが増している。

 1975年生まれの俳優では、市川猿之助伊藤英明中村俊介丸山智己松尾諭安藤政信長塚圭史、勝矢、三浦誠己新納慎也河相我聞。その他では、つるの剛士ユージミッツ・マングローブゲッターズ飯田さかなクンらがいる。

ダウンタウンファミリーが勢揃い

 高齢層に目を向けると、1963年生まれ(今年で60歳)には、ダウンタウン・松本人志浜田雅功を筆頭に、板尾創路木村祐一、ほんこんとファミリーが揃う。

それ以外では、芸人のダチョウ俱楽部・肥後克広、松尾伴内いっこく堂、俳優の唐沢寿明松重豊寺島進伊原剛志加藤雅也勝村政信田中要次松村雄基、さらにリリー・フランキー、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、宮根誠司福澤朗川合俊一、KONISHIKI、甲本ヒロトらがいる。

 さらにひと世代上の1951年生まれ(今年で72歳)には、中村雅俊岩城滉一、小林薫、柴田恭兵本田博太郎田山涼成山下真司、中原丈雄、田中健、北見敏之、笑福亭鶴瓶オール巨人三宅裕司吉田照美、長州力ら、まだまだ元気な各分野のベテランが揃う。最後に1939年生まれ(今年で84歳)には、黒部進佐川満男森本毅郎山本晋也、なべおさみらがいる。

 各世代が年男としての存在感をどれだけ見せられるか。うさぎのように飛躍する一年であってほしいところだ。

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