まふまふ オフィシャルウェブサイト

 2021年のNHK紅白歌合戦』にも出場した歌い手・まふまふが、VTuber「潤羽るしあ」としても活動していたとされる女性配信者・みけねこと結婚・離婚していたことを公表。結婚当時に深刻なモラハラ被害を受けていたと訴えているほか、匿名掲示板で誹謗中傷を書き込んでいた人物を開示請求で突き止めたところ「正体は元妻(みけねこ)だった」とも明かし、裁判を起こしたと告白するなど泥沼の展開となっている。

 騒動の発端は、発売中の「女性セブン」(小学館)が「紅白出場の歌い手・まふまふ ネットで誹謗中傷を書き込んでいたのは『元妻』だった 開示請求で判明、泥沼裁判の哀しい事態」などとする記事を掲載したこと。記事によると、まふまふは2022年にネット上の誹謗中傷に悩まされて活動休止に追い込まれていたが、書き込んだ“犯人”を特定すべく発信者情報の開示請求を求めたところ、大半の書き込みが離婚したばかりの元妻・みけねこによるものだと判明し、民事裁判に発展したという。

 この報道を受けて、まふまふは公式ブログで経緯を説明。相手の名前を「A子さん」として伏せつつ、2021年の夏前から交際を開始して同年末に入籍し、2022年7月に離婚したと明かした。結婚当時は相手から執拗に浮気を疑われて束縛され、相手を怒らせないために「Discordのサーバーに24時間ログインしている状態にし、私の行動を監視できるように」するなどしていたが、次第に相手から受けていた言動や行動の多くが「モラハラ」であると気付き、離婚を検討するようになったという。

 離婚協議が始まると相手は一方的に金銭などを要求してきたというが、そんな中で交際当時に相手が二股をしていた疑いが発覚。

離婚協議中にも、別居中のまふまふに復縁を求める一方で、二股相手の男性をルームシェアに誘っていたという。それが影響したのか、最終的には互いに金銭の支払いがない形で2022年7月下旬に離婚が成立。また、相手はまふまふが購入した新居に一人で住んでいたが、離婚後に彼女が去った後の新居はゴミや段ボールで足の踏み場もない状態になっており、飼っていたペットの骨壺もゴミと共に置き去りになっていたそうだ。

 さらに、まふまふは匿名掲示板などで「A子さんの飼い猫を、ドアにぶつけて殺した」「DVをしていた」「複数の女性と浮気をしていた」といった虚偽の情報や誹謗中傷を流されていたとし、匿名掲示板に対して情報開示請求をしたところ、前述の女性誌報道の通りに「ほとんどの書き込みがA子さん(みけねこ)によるものであることが発覚した」という。

 まふまふは「A子さんは常日頃から誹謗中傷に反対するような発言をしている方でして、そんなことを言っている張本人が匿名掲示板に有料会員登録をしてまで人を傷つけていたとなると、これを看過するわけにはいかないと思いました」とし、民事裁判を進めていることを告白。また、警察に相談して調書を作成し、昨年末に相手が書類送検されたことを確認しているとしており、民事だけでなく刑事でも裁判が進行していくようだ。

 この元夫婦をめぐっては、2022年2月に「潤羽るしあ」の配信中、まふまふからの「たったいま生放送終わって帰る準備しているよ」というメッセージが画面に映り込み、同棲疑惑が噴出したが双方が否定していた。「潤羽るしあ」が所属事務所を解雇されるなど大きな騒動になったが、束縛を受けていたまふまふが自身の行動を報告するためのメッセージだったとすると合点がいくようにも思える。

 一方、みけねこはこれを受けて自身のブログで「二股などしておりません」「私が彼にモラハラをしたり、執拗に束縛をしていたというのは私の認識と異なります」「離婚協議で二股が発覚して金銭の請求を取り下げたというのは事実ではない」「彼も私に対して、他の男性と連絡を取ることを禁止していましたし、連絡を取る際は事前に伝えるという約束になっていました」「部屋に置き去りになったペットの遺骨は猫ではなくハムスターのもので、離婚に伴う引っ越しのバタバタで部屋に忘れてしまい、返還を請求しているが現在も返ってきていない」などと主張。かなりの長文で事細かに反論している。

 ただ、匿名掲示板に誹謗中傷などを書き込んだ件については「私が、彼に関して複数の投稿を行ったことは事実です。それについて、彼が訴訟を提起したことも事実です。

この点は、大変申し訳なく思います」と認め、「事務所との契約が終了し、そのタイミングで彼から離婚を切り出され、その後しばらく精神的に追い詰められており、離婚後に、私の思いをインターネット上に投稿をしてしまいました。本当に申し訳ありません」と当時の心境を明かした。

 しかし、弁護士からは「(書き込みは)違法とまでは評価できないだろう」と言われているとし、訴訟の中で問題の投稿とは直接関係のないような事柄が辛辣な表現で記載されていたことから、みけねこは「訴訟を通じて不必要に個人を貶めるような攻撃をしているに等しい」という弁護士の意見を受けて反訴を決意し、告訴状が受理されたという。

 まさに泥沼の法廷バトルとなりそうで、ネット上では「双方の言い分が違いすぎてカオス」「もうぐっちゃぐちゃで完全な泥沼やん」「最初はまふまふさんに同情したけど、もうどっちの主張が正しいとか第三者が判断できるレベルじゃない」などと困惑の声が広がっている。

 今後の裁判で諸々の事実が明らかになっていくのだろうが、双方のファンはそれをどのような思いで受け止めるのだろうか。