先日発売された「フラッシュ」(光文社)で、元俳優・高畑裕太の近況がおよそ1年ぶりに報じられた。高畑は2016年、ビジネスホテルの女性従業員に性的暴行を加えたとして強盗致傷容疑で逮捕(のちに示談・不起訴)。
元・キングオブコメディの高橋健一は、15年に窃盗と建造物侵入の罪で逮捕。都内の女子高へ忍び込み、200点近くの制服や体操服などを盗んだとされている。
「この逮捕によって、当時の所属事務所である人力舎は、高橋との契約を解除。キングオブコメディは解散し、高橋は事実上の芸能界引退状態に。その後起訴された高橋は、200万円の保釈金を支払って釈放されました。ちなみに高橋は、07年にも電車で痴漢行為に及んだとして逮捕、冤罪を主張して不起訴となった過去があります」(芸能ライター)
現在は、知人の制作会社で働いているらしい高橋。芸能界復帰のウワサも一部に報じられているものの、いまだ現実味を帯びた話とは言えないようだ。スポンサーからも敬遠されがちとあって、性犯罪からの芸能界復帰は難しいものだが、未成年に淫行を働いたとして06年に書類送検された極楽とんぼ・山本圭壱は、芸能界引退からの“復帰”を果たした珍しい例だろう。
「吉本興業から解雇された山本は、長らく“一般人”として燻っていましたが、14年の秋頃からフリーとして芸人に復帰。
山本の場合、女性側にも嘘があったとして、結果的には不起訴となっていた事件だったが、現状に至るまでにおよそ10年を要した。
一方、有罪判決を受け逮捕、10年以上の時を獄中で過ごし、今もなお服役中という芸能人がいる。連続強姦事件を起こした元ヒステリックブルーのギタリスト、ナオキだ。
「05年、女装した男性1名を含む計9名に対して、強姦と強制わいせつを行ったとして、懲役12年の実刑が下されています。服役10年が経過した16年には、『創』(創出版)に『罪と償いについて考える』と冠したナオキの獄中記が掲載され、話題となりました」
現在は山形刑務所に服役中というナオキは、満期出所が確定。12年の長い懲役が明けるのは、今年の夏となるようだ。
自業自得とはいえ、秀でた才能を自らの手で、一度は潰してしまった芸能人たち。罪を償い、今後は堅実な人生を歩んでほしい。