とりあえず一安心だね(C)サイゾーウーマン

 4月29日公開予定の映画『ホリック xxxHOLiC』に出演するYouTuber・てんちむをめぐり、ネット上では“違法賭博疑惑”が波紋を広げている。公開を危ぶむ声も寄せられているが、「映画関係者の間では現状、特に問題視されておらず、大きな影響はないとみられる」(スポーツ紙記者)という。

 同映画は、女性4人組の漫画家集団・CLAMPの人気コミック『xxxHOLiC』(講談社)の実写版で、四月一日君尋(わたぬききみひろ)役の神木隆之介と、壱原侑子役の柴咲コウがダブル主演を務めるほか、SixTONES・松村北斗(百目鬼静役)や玉城ティナ(九軒ひまわり役)なども出演。2月17日には吉岡里帆(女郎蜘蛛役)と磯村勇斗(アカグモ役)の起用も発表された。

「その少し前に、“女性客B役”で出演することが明らかになっていたてんちむは、子役時代に『橋本甜歌』としてテレビドラマや映画に出演。『ホリック』への出演情報が解禁された2月6日には、自身のインスタグラムでも宣伝していました。しかし同19日、さまざまなタレントと交流を持っていたというアパレル会社社長・東谷義和氏が、自身のYouTubeチャンネル『ガーシーch【芸能界の裏側】』にアップした動画の中で、てんちむに誘われて高レートの“賭け麻雀”に参加したことがあると、LINEのトーク画面のスクリーンショットを公開しながら暴露したんです」(芸能ライター)

 東谷氏は、てんちむのほかに株式会社ライバー取締役会長・飯田祐基氏などの名前も挙げており、この告発の影響からか、21日、ライバー社は飯田氏の会長辞任を発表した。

 なお、19日の時点で、暴露系YouTuber・コレコレが生配信の中で飯田氏との通話を録音した音声を公開。

飯田氏本人が「てんちむと結構なんか、芸能人とかで、『麻雀しよう』みたいなのたまに行ってたのね。それは間違いなく違法賭博だったわ」と認める発言や、「てんちむ周りのではあるね。あとね、ジャニーズだね。ジャニーズともやったね」と、ジャニーズ事務所所属タレントの関与もほのめかしていた。

「これを受けて、ネット上のジャニーズファンは大騒ぎとなり、『ホリック』でてんちむと共演している松村のファンからは、『ほっくんは潔白だと信じてるけど、てんちむ何してくれてんの?』『ほっくんは大丈夫だとしても、てんちむの疑惑が事実なら映画の公開自体が危ない』などと心配の声が続出しています」(同)

 このように、ネット上では大きな騒ぎに発展しているが、東谷氏による告発後も、てんちむは疑惑について“スルー”を貫いている。

「『ホリック』制作サイドは、てんちむは脇役での出演ということもあってか、今のところは特に問題視していないようです。

とはいえ、てんちむが賭け麻雀を認めて謝罪したり、何かコメントを出したりすれば、映画サイドもアクションが必要になってきます。本人もそれがわかっているからこそ、裏では関係者に説明して回っているのだとしても、公にはスルーを貫いているのでは。ただ、映画はこのまま公開にこぎつけても、てんちむは業界内で明らかに“要注意人物”扱いされるでしょうし、この先は映画など大きな作品への出演は厳しくなりそうです」(前出・記者)

 東谷氏は今後もタイミングを見計らって、YouTubeでさまざまな芸能人のスキャンダルを投下していくとみられ、彼と関わっていたタレントたちにとっては死活問題だろう。

 現状、世間的に見ればまだそこまで大きな騒ぎ問題にはなっていないが、ジャニーズファンの不安を煽る事態を招いたてんちむ。映画公開まで2カ月以上の期間があるが、ただスルーするだけで今回の騒動を乗り切ることができるだろうか。