米シンクタンクの分析で、北朝鮮・寧辺(ニョンビョン)の核施設に新たなウラン濃縮施設とみられる建物が事実上完成したことが明らかになった。国際原子力機関(IAEA)もこれまで、同建物について未申告の濃縮施設「降仙(カンソン)」に似た規模とインフラを備えると指摘しており、北朝鮮の核兵器用核物質の増産能力がさらに拡大する可能性が改めて浮上している。
米戦略国際問題研究所(CSIS)の北朝鮮専門サイト「ビヨンド・パラレル」は13日、商業衛星画像の比較分析に基づき、寧辺の新築建物が4月上旬時点でほぼ完成状態にあると報告した。建物は放射化学実験室の北北東約480メートル、既存の遠心分離機施設の北約1800メートルに位置し、発電機関連施設、燃料タンク、冷却設備、管理支援棟、車庫などを備えているという。報告は、工事が2024年12月中旬に始まり、2025年6月初めまでに外観上はほぼ完成、その後も内部設備の整備が続いてきたとみている。
IAEAのグロッシ事務局長も今年3月の理事会冒頭声明で、この新築建物について「電力供給や冷却能力を含むインフラが降仙の濃縮施設に類似している」と述べ、外部工事は完了し、内部の設備搬入・設置が進んでいる可能性が高いとの認識を示していた。IAEAは昨年6月の時点から、寧辺の新建物を継続監視の対象としており、未申告の濃縮活動が続いていることに強い懸念を表明している。
北朝鮮は近年、寧辺と降仙の双方でウラン濃縮活動を継続しているとみられてきた。ビヨンド・パラレルは今回の報告で、「この建物が必ずしもウラン濃縮用だと断定はできない」としつつも、立地や構造、付帯設備の特徴は核関連用途を強く示唆すると指摘した。そのうえで、北朝鮮の継続的な濃縮努力と核弾頭保有数拡大への懸念を示す「合理的かつ明確な指標」だと結論づけている。濃縮ウランの生産量が増えれば、北朝鮮が将来的に保有し得る核兵器の数も大幅に増える可能性がある。
寧辺は北朝鮮核開発の中枢として知られるが、近年は老朽化した既存施設の運用に加え、新たな建屋の建設や軽水炉関連設備の整備も相次いで確認されている。今回の新施設完成は、国際社会の監視と制裁が続くなかでも、平壌が核戦力の「質」と「量」の両面で増強を急いでいる現実を改めて示したといえそうだ。米朝非核化交渉が長く停滞する中、北朝鮮が既成事実を積み重ねる形で核保有国化を一段と進めているとの見方は、今後さらに強まりそうだ。








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