『キャラメル マキアート』のルーツは、アメリカ・シアトルで25周年を迎えた際に開発された期間限定商品にある。現地で高い支持を集め、その後定番化。1999年に日本へ上陸すると、当時まだなじみの薄かったエスプレッソビバレッジを広く浸透させ、日本のコーヒーシーンに新たな選択肢をもたらした。
開発担当者は今回の刷新について、「30周年という節目に、改めて商品の価値を伝え直したい思いがあった」と話す。事前に利用者の声を聞いた際には、「今のままで十分」「変えてほしくない」という意見もあったという。だからこそ、単に新しさを加えるのではなく、「今のキャラメル マキアートの良さを残しながら、さらに魅力を引き出す」ことを強く意識したという。人気商品だからこそ、変える勇気と、変えすぎない慎重さの両方が求められた。
リニューアルのポイントは大きく3つ。1つ目はキャラメルソースの改良だ。砂糖とバターを焦がしたような香ばしさを際立たせ、従来よりもほろ苦い余韻を感じられる味わいへとレシピを見直した。
実際に試飲してまず印象的だったのは、カップを手にした瞬間に立ち上るキャラメルの香ばしい香りだ。甘さを前面に押し出すのではなく、焦がしキャラメルのほろ苦さがふわりと広がり、深煎りエスプレッソの香りと自然に重なる。表面に描かれたおなじみのクロスハッチも美しく、定番の安心感を残しながらも洗練された印象を受けた。
ひと口飲むと、まずフォームミルクのやわらかな口当たりが広がる。きめ細かく密度のあるミルクフォームがエスプレッソとよくなじみ、非常になめらかだ。その直後に、キャラメルソースのほろ苦さとバニラビーンフレーバーシロップの華やかな香りが追いかけてくる。従来より甘さに寄りすぎず、キャラメルのコクをしっかり感じながらも後味は軽やか。仕事や作業の合間にひと息つきたい時にちょうどいいバランスだと感じた。
アイスはまた違った魅力がある。
開発担当者に、おすすめのカスタマイズも聞いた。まず挙げたのが、ミルクをアーモンドミルクに変更するアレンジだ(+55円)。ローストアーモンドの香ばしい風味に、エスプレッソのロースト感、さらにキャラメルのほろ苦さが重なり、相性の良さが際立つという。もともとの香ばしさを引き立てながら、より大人っぽい味わいを楽しめるカスタマイズとして提案する。
もう1つは、ホワイトモカシロップの追加(+55円)。より甘く、濃厚に楽しみたい人に向けたアレンジで、口当たりのまろやかさと満足感が一層高まる。開発担当者は「新しくなったバニラビーンフレーバーシロップの味わいをしっかり楽しんでほしい」とし、シロップを変更するのではなく、あえて追加で楽しむことをすすめていた。
長年愛されてきた人気商品に、あえて今手を加えた理由。その答えは、“変えるための刷新”ではなく、“愛される価値を次の時代へつなぐための進化”にあった。
■商品概要
『キャラメル マキアート』 (Hot / Iced)
<持ち帰り>Short 530円~ / Tall 570円~ / Grande 614円~ / Venti 658円~
<店内>Short 540円~ / Tall 580円~ / Grande 625円~ / Venti 671円~
■販売期間:2026年4月17日(金)~通年販売予定
価格はすべて税込・店内価格。
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