海外移住での税逃れやタワマン節税も困難に! 富裕層を狙う「課税強化」の実態とは?

海外移住での税逃れやタワマン節税も困難に! 富裕層を狙う「課税強化」の実態とは?
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富裕層に対する「課税強化」の動きが相次いでいる。あの手この手で繰り出される節税策を封じようと、国税庁は躍起だ。今、何が起きているのか。対抗手段は何か。

現在発売中のダイヤモンド・ザイ2月号の特集「『富裕層』の実例に学ぶ節税対策(秘)6カ条」では、タイトルどおり富裕層の実例とともに課税強化の現状を紹介している。ここでは、その実例の一つを抜粋して紹介していこう。増税の現状を知る役にも立つので、「富裕層じゃないけど……」という人も参考にしてみてほしい。

封じられる節税手段……国外での税逃れを徹底封鎖! 

 シンガポール在住の兼元成嗣さん(59歳・仮名)は、ニュースを見て、目の前が真っ暗になった。現在の日本の税制では、海外に財産を移し、本人と財産を受け取る子どもなどが5年間海外に住んでから贈与を行なえば、贈与税がかからない。その「5年」が「10年」に変更される、というのだ。

 IT関連で起業して成功。50代半ばで会社を譲り、株式公開で値上がりした自社株を売って大きな富を手にした。資産額は約32億円。日本は税金が高い。必死に働いて資産を築いても、税金で半分取られてしまう。

 一方、シンガポールは相続税も贈与税もない。株や不動産の値上がり益にも税金はかからない。日本からも近いし、インフラも整っている。兼元さんは資産を守るために、移住した。

優雅に思えた海外暮らし……実態は帰国できる日を指折り数える日々

 しかし、海外での暮らしは想像していた以上につらい。妻は「日本以外には住めない」と言ってついて来なかった。娘は欧州に留学中だ。金はあっても、やることがない。最初は美味しく感じたシンガポール料理も、毎日となると苦痛だ。寿司屋など日本料理の店もあるが、高いし、日本のそこらの店のほうがずっとうまい。

 シンガポールには、日本人のたまり場となっている飲み屋がたくさんある。結局、毎日そこで過ごすようになった。自分と同じように節税のために移住してきた富裕層もいるが、その多くが日本に帰る日を指折り数えて待っている。


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「海外移住での税逃れやタワマン節税も困難に! 富裕層を狙う「課税強化」の実態とは?」の みんなの反応 3
  • 匿名さん 通報

    一部の富裕層にだけバカ高い税率を課す今の所得税、贈与税、相続税の累進率を見直すべき。払ってない人は何とでもいえるが実際に55%を払う人の気持ちはどうなのかな。

    1
  • 匿名さん 通報

    税逃れには厳しく接する事を望む。

    0
  • ooop 通報

    ちゃんと税金を払えば良いではないか。損と感じるかもしれないが、全ての環境の向上に役立っているのだ。税回避の移住者は金があっても人として未熟。

    0
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