ヤクルト本社の株主優待は、3月末と9月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「3月末時点で100株以上保有する株主に、保有株数と継続保有期間に応じて『自社商品詰め合わせ』などを贈呈。
今後は、9月末の株主優待の内容が一部変更される(※3月末の株主優待については、今回は言及されていない)。具体的な変更点は以下のとおり。
(1)従来は、東京ヤクルトスワローズ公式戦(対象期は、翌年の開幕~閉幕まで)の入場券と引き換えられる「株主優待証(外野自由席)」が贈呈されていたが、今後は「申し込み用ID、パスワード」が発行されることになった。
(2)従来は、「株主優待証(外野自由席)」を神宮球場窓口で入場券と引き換えられるシステムだったが、今後は「申し込み用ID、パスワード」を使って、WEBサイトもしくはローソン、ミニストップ店頭のLoppiで申し込むと、入場券が発券できるシステムになった。
(3)従来の「株主優待証」は、外野自由席が設けられている試合のみで利用できたが、変更後の「申し込み用ID、パスワード」は、外野自由席試合・全席指定席試合で利用できることになった(特定試合を除く)。なお、2020年シーズンの東京ドームの「東京ヤクルトスワローズ」主催試合でも利用可。
(4)従来、入場券は試合当日でないと引き換えができなかったが、変更後は試合開催日までに事前引き換えが可能になった(窓口不可)。
この株主優待の変更は、2019年9月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から適用される。
ヤクルト本社の株主優待制度の詳細 ■変更後のヤクルト本社の株主優待制度の詳細 ※黄色で示した箇所が今回の変更点 基準日 保有株式数 保有期間 株主優待内容 9月末 100株以上 ー 東京ヤクルトスワローズ公式戦の申し込み用IDとパスワード 3月末
100株以上
3年未満 自社商品詰め合わせ
※以下は2019年3月の例
◆オレンジジュース(200ml)×1本
◆パイナップルジュース(200ml)×1本
◆野菜ジュース(200ml)×1本
◆きになる野菜 アップル&キャロット(200ml)×1本
◆そうめん(2人前)×1袋
◆中めん(2人前)×1袋
◆うどん(2人前)×1袋 3年以上(上記の自社商品詰め合わせに加えて)
基礎化粧品リベシィセット1週間お試し体感 1000株以上 3年未満 自社商品詰め合わせ
※以下は2019年3月の例
◆オレンジジュース(200ml)×5本
◆パイナップルジュース(200ml)×5本
◆野菜ジュース(200ml)×3本
◆きになる野菜 アップル&キャロット(200ml)×3本
◆ミルージュ(200ml)×2本
◆蕃爽冷茶(200ml)×2本
◆そうめん(2人前)×3袋
◆中めん(2人前)×3袋
◆ひやむぎ(2人前)×2袋
◆うどん(2人前)×2袋
◆ヤクルト 薬用アパコートS.E.
<ナノテクノロジー>ポータブル×1本 3年以上(上記の自社商品詰め合わせに加えて)
基礎化粧品リベシィ ローション
ヤクルト本社の株主優待でもらえるのは、9月がプロ野球公式戦の入場券と引き換えられるID・パスワード、3月が自社商品の詰め合わせとなっており、株主優待利回りの計算は難しい。ヤクルトの主催ゲームが観戦できるので、ヤクルトファンだけでなく、他球団のファンでも楽しめて、今回の変更で使い勝手が向上したのでチェックしておこう。なお、「年間何試合の申し込みが可能か」などの詳細については、2020年2月までに自社ホームページにて案内予定。
ヤクルト本社は、主力商品のヤクルトをはじめとして、数多くの乳製品や乳酸菌飲料、発酵乳を製造・販売する企業。予防医学に基づいた乳酸菌の可能性を研究し、その知識を化粧品事業、医薬品事業などにも活かしている。2020年3月期(通期)の連結業績予想は、すべて前期比で売上高3.2%増、営業利益5.8%増、経常利益4.2%増、当期純利益4.5%増。主力の乳酸菌飲料が、中国を中心としたアジアやオセアニアで販売好調。
【※2019年9月の株主優待の情報はこちら!】
⇒「9月の株主優待」の中で、優待名人・桐谷広人さんがおすすめする2銘柄を紹介! QUOカードがもらえて、利回りが高い「Eストアー」と「ティーガイア」が狙い目!
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。