日本KFCホールディングス、記念配当による｢増配｣を 発表し、配当利回り2.0％に！ 2021年3月期は”創業 50周年記念配当”で前期比10円増の｢1株あたり60円｣

　日本KFCホールディングスは2021年3月期の配当予想を、中間配当（9月・権利確定済み）が「普通配当25円」、期末配当（3月）が「普通配当25円＋記念配当10円＝35円」、合計の年間配当額を「1株あたり60円」に修正すると発表した。

　年間配当額の前回予想は、普通配当のみの「1株あたり50円」だったので、記念配当の実施によって前回予想から「10円」の増配となる。これにより、日本KFCホールディングスの配当利回り（予想）は1.69％⇒2.03%にアップした。また、日本KFCホールディングスの2020年3月期の配当は「1株あたり50円」だったので、前期比でも「10円」の増配となる。

　日本KFCホールディングスは2020年7月をもって創業50周年を迎えたことを記念し、「1株あたり10円」の記念配当の実施を決めたとのこと。
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　なお、記念配当の実施などが発表されたことを受けて、日本KFCホールディングスの株価はSBI証券の夜間取引（PTS取引）で一時、発表当日（2021年2月10日）の終値2943円より37円高い2980円（＋1.25％）を記録している。
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　日本KFCホールディングスの年間配当額は、長らく「1株あたり50円」が続いていた。しかし、2021年3月期の予想配当「1株あたり60円」が予想通り実施されれば、記念配当によるものとは言え、前期比で「増配」となる見通しだ。
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　また、日本KFCホールディングスの配当額の伸び具合も確認しておきたい。前期にあたる2020年3月期から2021年3月期までの1年間で、日本KFCホールディングスの年間配当額は「1株あたり50円」から「1株あたり60円」まで、1.2倍に増加することになる。
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　参考として、日本KFCホールディングスの株価も確認しておこう。日本KFCホールディングスの株価は、2020年3月の終値2238円から発表当日（2021年2月10日）の終値2943円まで、1.3倍に上昇している。

■日本KFCホールディングス（9873）の株価チャート／月足・10年

　日本KFCホールディングスの2021年2月10日時点の株価（終値）は2943円なので、配当利回り（予想）は以下のようになる。

【※日本KFCホールディングスの配当利回り】
株価：2943円
年間配当額：中間25円＋期末35円＝60円
配当利回り：60円÷2943円×100＝2.03％

　日本KFCホールディングスの配当利回りは2.03％。2021年1月の東証1部の平均利回りは1.92％（配当実施企業のみ）なので、日本KFCホールディングスの配当利回りは「平均的」と言える。
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　また、日本KFCホールディングスは保有株式数と継続保有期間に応じて、「ケンタッキーフライドチキンで利用できる『自社商品券』」が年2回もらえる株主優待を実施している。加えて、「2021年3月末と9月末」時点の株主を対象として、記念株主優待を実施することが発表されている。

　日本KFCホールディングスの2021年2月10日時点の株価（終値）は2943円、配当利回りは2.03％なので、「配当＋株主優待利回り」を計算すると以下のようになる（※株主優待は年2回、受け取ると仮定。通常の株主優待と記念株主優待を合算）。

【※日本KFCホールディングスの配当＋株主優待利回り（100株・3年未満保有時）】
投資金額：100株×2943円＝29万4300円
優待品（自社商品券）：2000円相当
株主優待利回り：2000円÷29万4300円×100＝0.67％
配当＋株主優待利回り：2.03％＋0.67％＝2.71％

【※日本KFCホールディングスの配当＋株主優待利回り（300株・3年未満保有時）】
投資金額：300株×2943円＝88万2900円
優待品（自社商品券）：6000円相当
株主優待利回り：6000円÷88万2900円×100＝0.67％
配当＋株主優待利回り：2.03％＋0.67％＝2.71％

　日本KFCホールディングスの「配当＋株主優待利回り」は100株・3年未満保有時で2.71％。決して高い利回りとは言えないが、ケンタッキーフライドチキンが好きな人にとっては魅力的な株主優待だろう。
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　日本KFCホールディングスは、ケンタッキーフライドチキンのフランチャイズ展開を手掛ける企業。本社は横浜市。2021年3月期（通期）の連結業績予想は、売上高8.6％増、営業利益25.4％増と好調（すべて前期比）。