ウッドフレンズが発表した2021年5月期の決算短信によると、2022年5月期の予想配当は「1株あたり160円」となっている。なお、ウッドフレンズは期末配当による年1回の配当を基本方針としており、中間配当は実施していない。
ウッドフレンズの2021年5月期の配当は「1株あたり93円」だったので、前期比で「67円」の増配となる。また、2021年5月期の配当についても、予想配当の「1株あたり65円」から「1株あたり93円」に増配されている。今回の増配発表によって、ウッドフレンズの配当利回り(予想)は2.36%⇒5.81%にアップすることとなった。
【※関連記事はこちら!】
⇒「高配当株」と「増配株」では、どちらに投資すべきか?「増配」は業績やビジネスモデルの“裏付け”があるが、「高配当」は株価や配当額に左右される不安定なもの!
ウッドフレンズは利益還元について、「業績の動向や経営環境等を総合的に勘案し、将来の事業展開に備えて財務体質の強化のために必要な内部留保と、バランスの取れた還元を実施する方針」としている。ウッドフレンズの2022年5月期の業績予想は前期比で「増収・増益」となっていることから、好調な業績予想を背景に、今回の「増配」が決まった形だ。
なお、「増配」や「決算短信」などが発表されたことを受けて、ウッドフレンズの株価はSBI証券の夜間取引(PTS取引)で一時、発表当日(2021年7月13日)の終値2750円より500円高い3250円(+18.18%)を記録しており、明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
【※関連記事はこちら!】
⇒夜間取引(PTS取引)ができる証券会社を紹介! 株式市場が閉まった夕方や夜でもトレード可能なネット証券の「取引時間」や「売買手数料」を比較!
(予想)
ウッドフレンズは、2021年5月期に「増配」しているため、2022年5月期の配当予想「1株あたり160円」が予想通りに実施されれば、”2期連続増配”を達成することになる。
【※関連記事はこちら!】
⇒「連続増配株ランキング」ベスト20![2021年最新版]31期連続増配の「花王」、22期連続増配で利回り4%超の「三菱HCキャピタル」など、おすすめ増配銘柄を紹介
また、ウッドフレンズの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。連続増配が始まる直前の2020年5月期から2022年5月期までの2年間で、ウッドフレンズの年間配当額は「1株あたり20円」から「1株あたり160円」まで、ちょうど8倍に急増している。
【※関連記事はこちら!】
⇒「配当利回りが高い株」に投資するより重要なのは、「増配傾向にある株」を選んで投資をし続けること! 実現間近の「配当でモトを取る」途中経過も大公開!
配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。
■ウッドフレンズ(8886)の株価チャート/月足・10年
ウッドフレンズの配当利回りは?ウッドフレンズの2021年7月13日時点の株価(終値)は2750円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※ウッドフレンズの配当利回り】
株価:2750円
年間配当額:160円
配当利回り:160円÷2750円×100=5.81%
ウッドフレンズの配当利回りは5.81%。2021年6月の東証1部の平均利回りは1.86%(配当実施企業のみ)なので、ウッドフレンズの配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、ウッドフレンズは株主優待を実施していない。
【※関連記事はこちら!】
⇒「配当利回りランキング」高配当ベスト50銘柄を公開!【2021年最新版】会社予想の配当利回りランキングと一緒に、株主優待の有無や連続増配期間もチェック!
ウッドフレンズは、名古屋を地盤とする不動産デベロッパー。戸建分譲住宅の開発・販売を軸に、ゴルフ場の運営や収益型不動産の開発なども手掛けている。2022年5月期(通期)の連結業績予想は、売上高33.5%増、営業利益51.5%増、経常利益56.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益63.4%増と好調(すべて前期比)。
【※関連記事はこちら!】
⇒配当が減らない“隠れ増配株”ランキング上位20銘柄を紹介! 減配をせずに、配当を維持・増配し続けている「非減配」期間が長い優良な安定配当株ランキング!