テレビ局の給料は地方でも高かった!
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「九州・沖縄地方で年収が高い会社ランキング2022最新版」を作成した。対象は福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の8県に本社を置く上場企業で、単体従業員数20人未満の企業は除外している。
それでは早速、ランキングを見ていこう。
1位は、RKB毎日ホールディングスで、平均年収は1240.0万円。子会社のRKB毎日放送は、九州初の民間放送局として1951年に開局した、TBS系列のテレビ局だ。2019年、20年、21年に作成した同様のランキングでも1位だったので、今回で4年連続のトップとなった。
2位は九州フィナンシャルグループで、平均年収は919.0万円。同社は、肥後銀行(熊本県)と鹿児島銀行が経営統合し、2015年に設立された持ち株会社である。
3位三井松島HDは石炭から多角化へ5位安川電機は産業用ロボット世界大手
3位は三井松島ホールディングスで、平均年収は914.1万円。創業は1913年、100年以上にわたって石炭の生産・販売事業を展開してきたが、世界で脱炭素の流れが加速する中、近年は企業買収により新規事業を増やしている。飲食用資材や衣料品、電子部品、事務機器、ペットフードなどの事業を取得し、多角化経営を推し進め、2018年に現在の持ち株会社体制に移行した。
4位は福岡銀行などを傘下に持つ、ふくおかフィナンシャルグループで、平均年収は799.8万円。
5位は、産業用ロボットや機械部品で高い世界シェアを持つ安川電機で、平均年収は787.8万円。
ランキング完全版では、6位以下の計100社を掲載している。全国的な知名度が高いTOTOや久光製薬、スターフライヤー、JR九州(九州旅客鉄道)は何位だったか? ぜひ、チェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド編集部 柳澤里佳)