マッチアラームが行った調査の集計期間は9月3日~5日。調査方法はインターネット。調査対象は婚活アプリ「マッチアラーム」の会員である独身男女2479人。
「会いたくて震える」とは女性ではなく男性のことだった!?
「会いたくて震える」とはある女性人気歌手が恋人と会いたくて仕方ない気持ちを歌った歌詞だが、現代の20~30代女性はそれほど震えていないのかもしれない。「恋人とはどれくらいの頻度で会いたいですか」という問いに対し、女性の41.8%が「週1回」と回答、「週2~3回」(35.1%)、「月2~3回」(15.6%)と続く。男性は「週2~3回」が最も多く39.4%、「週1回」が33.5%、次に多かったのが「毎日」(14.8%)と回答した人だった。
婚活アプリの会員である男女に行った調査であるため、通常よりも「会いたい」度が高いかもしれないが、最近では女性より男性の方が恋人に「会いたがり」なのだろうか。
女性の恋愛悩み相談を受ける活動を続けるユニット「桃山商事」の代表、清田隆之さんに話を聞いたところ、「受ける相談の内容は、彼が会ってくれないという女性から彼が会いたがる頻度が多くて重たいという女性までさまざま。なので、男性の方が会いたがる傾向があるという実感はない。ただ、デートに挑む際の意識に差を感じる」という。
「たとえば2組のカップルのやり取りを見ていて気づいたことがあります。1組は男性が『買い物行きたいな』と言って彼女の方が『何を買いたいの? いつ行こうか?』と聞いていた。もう1組は、女性の方がまず彼氏に『○日空いてる?』と聞いて、空いているという返答を待ってから『その日、買い物行きたいな』と切り出していた。この例に限りませんが、男性は恋愛やプライベートではその瞬間の自分の願望が先に立ち、女性は相手の都合を見てから調整しようとするという傾向があると感じます」(清田氏)
「会いたい」という気持ちは男性・女性で同じ程度でも、その気持ちがストレートに表れるのが男性ということだろうか。「質問を聞いたときに、男性は自分側の気持ちのみを答えた人が多かったのに対し、女性はいろいろな状況設定に頭を巡らせて、『結局会えるのは週1回程度が現実的だろう』という答えを出した人が多かったのかも」と清田さん。
「突発的」に会いたい男性「予定を立て」て会いたい女性
「3週間先の週末に友達の結婚式に出席する予定があり、そのことをあらかじめ恋人に伝えていたのに、彼はそんなことを全く覚えておらず、その週になって『週末どうする?』と聞いてきた」
「旅行はいつにしようか?とずっと相談していたのに、結局彼が思い立った1週間後に突発的に行くことになった。ひとりならいきなりの旅行もいいけれど…」
そういったエピソードを複数の女性から聞いたことがある。仕事に忙しい男性の多くは、プライベートのスケジューリングが後回しになりがちなのかもしれない。また、何かと身支度に時間がかかる女性は、スケジュールを立てて効率的に休日を使いたいということもある。
カレンダーを共有したり、何度もリマインドすることで恋人とのスケジュールを合わせようとする女性もいるが、そんな苦労はときとして男性に「重たい」と突き放されてしまうことも。
男性がいつ「会いたい」気持ちになるのかをどれだけ先読みできるか。
(プレスラボ 小川たまか)