店舗集客や販促を目的とした企業のOMOアプリの開発やマーケティングの支援、ソリューション導入において300以上の実績を持つ株式会社アイリッジは、15歳以上の男女4,840名を対象に「店頭お買い物体験に関する調査」を実施し、調査結果をまとめた。

■調査の背景

人手不足やDXが進む中で、店頭での「より良いお買い物体験」も多様化している。アイリッジでは、実店舗を持つ企業がアプリで提供するべきユーザー体験を調査する目的で、店頭利用実態調査を行った。
調査結果は一部を本リリースで公開するとともに、ホワイトペーパーとして無料公開する。
・ホワイトペーパー:https://iridge.jp/whitepaper/contact_shopping_dx_survey_1/

全年代が困っている「レジ待ち」は高齢男性ほど苦手な傾向。商品の口コミが気になるのは若い男性

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用の画像はこちら >>

via プレスリリース・店頭の困りごとでは「レジ待ちの長さ」が1位に。続いて「商品の場所探し」「品切れ」が多く挙げられた
・レジ待ちへの回答は年齢が上がるほど多くなり、シニア層では若者層の2倍近い回答が集まった
・また60代では男女で10ポイント近い開きがあるなど、男性のほうがレジ待ちに苦手意識があると推測される
・逆に若者層でシニア層の2倍近い回答が寄せられた項目は「決済手段の少なさ」となった
・「商品の口コミが知りたい」ニーズは若い男性ほど多く、10代と60代で10倍の差がついた

店頭お買い物等でのアプリ利用経験は7割超。最も利用経験が多いのは50代で、年代問わず利用が浸透している

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用
プレスリリース (75086)

via プレスリリース・7割が店頭でのお買い物やサービス利用時に、ポイントやクーポン、予約、支払いなどでアプリの利用経験あり
・特に女性の利用率が高く、全年代で7割を超え、30代以上では8割に迫る利用経験率となった
・50代を中心に中高年層の利用経験が多く、年齢を問わない店頭でのアプリ利用の浸透ぶりが示された

女性のほうがアプリを活用しており、特に「店舗で並ばない、待たない」ためのサービスの活用率が高い

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用
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via プレスリリース

店頭デジタル体験では、若者層は「タイパ」と「OMO体験」重視、中高年は「コスパ」と「決済体験」重視

・女性の方が、すべてのサービスで利用率が高い傾向がある。
特に整理券発行や来店予約、モバイルオーダーなどの「店舗で並ばない、待たない」ためのサービス利用率が高い傾向がある
・来店スタンプやクーポン、現金チャージ、電子決済なども女性の利用率が高い
高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用
プレスリリース (75092)

via プレスリリース・年齢が上がるほどポイントへの価値を感じていることが伺える
・セルフレジで体験の変化を感じているのは女性のほうがやや多く、10代女性で非常に多くの回答を集めた
・モバイルオーダーや来店予約、ネット注文の店頭受け取りなど、オンラインとオフラインの体験をつなぐことでタイムパフォーマンスを向上する機能に価値を感じているのは若い世代が多かった

■コメント

調査では、「レジの待ち時間」に困っているという声が多数ある中で、セルフレジやモバイルオーダーなどの「待たない」デジタル活用でお買い物体験の変化を感じている方が多いことがわかった。店頭お買い物時のアプリの利用も全年代で広く浸透しており、幅広いポイントへの対応は、中高年に積極的にアプリを使ってもらうために有効であることが改めて示された。OMO体験は若者層の取り込みだけでなく、いかに幅広い年代の方に使ってみていただけるかがキーとなりそうだ。アプリを通じて、誰にどんな体験をしてもらうことが自社のビジネスの最大化に繋がるのか、戦略を立て、UI/UXを改善していくヒントになればとのこと。調査項目
Q1 店頭お買い物で経験したことがある「困ったこと」
Q2 店頭お買い物でのスマートフォンアプリの利用経験
Q3 店頭お買い物で利用したことのあるスマートフォンアプリの機能
Q4 よく利用する店舗アプリをダウンロードしたきっかけ
Q5 店舗での接客やサービスのデジタル化でお買い物体験が「変わった」と感じること

調査概要
調査名  :店頭お買い物体験に関するアンケート
対象   :15歳以上の男女
調査期間 :2024年2月13日~2024年2月19日
調査方法 :インターネットリサーチ
サンプル数:4,840名