本作は、3か月後に結婚する娘・椎名瞳(奈緒)と、3か月後にこの世を去る父親・雅彦(木梨憲武)の笑って泣けるハートフル・ホームドラマ。
先週放送された第3話では、「伊豆に行く」という目標を叶えた雅彦が次に取りかかったのは「遊園地ではしゃぎまくる」だった。瞳と雅彦は遊園地に行くと、瞳に頼まれあっという川上一馬(濱田岳)が、息子の龍之介(石塚陸翔)と一緒にやって来て……。
今夜放送の第4話では、雅彦の「死ぬまでにやりたいことリスト」の一つ「に謝る」を実行するべく、瞳が、雅彦の同級生だった“健一郎”を見つけ出す。雅彦はそんな瞳に背中を押され、長年の後ろめたい気持ちを払拭するべく、喫茶店を経営している彼のもとを訪ねる。48年ぶりの再会を果たす親友・神健一郎を演じるのは、シリアスからコミカルまで多彩な役柄をこなし、テレビ、映画、舞台と幅広く活躍を続ける中井。
<木梨憲武 コメント>
雅彦の親友役……を考えたとき、すぐに中井さんの顔が浮かんで、「中井さん、1月のスケジュールどんな感じ?」と、その場ですぐ電話しました。昔から、ドラマ、映画、いろいろな場面でご一緒してきて、この間は突然レコーディングのスタジオに呼んで、歌も歌ってもらいましたし(笑)。今回もそのノリで、「“春になったら”の4話なんだけど……」と相談したら、すぐに返事をくれて。本当に長年の友達なので、中井さんと共演というだけでうれしいですし、お芝居、台詞のやりとりをするのは本当に楽しみでした。中井さんは、現場にいてくれるだけで安心感がすごいし、出演するとなればドラマの深みが出ること間違いないというか。
<第4話あらすじ>
「結婚のことは、いったん待ってほしい」――。椎名雅彦(木梨)が“死ぬまでにやりたいことリスト”をかなえていくにつれ、それがまるで死へのカウントダウンのようでつらさが募る瞳(奈緒)は、新しい家族を作るより、今は雅彦のことだけを考えたいと、川上一馬(濱田)に正直な気持ちを伝える。しかし、偶然出会った阿波野弘(光石研)から自分の幸せも考えてほしいと諭され、その言葉に一瞬、一馬の顔が思い浮かぶも、やはり自分のことを優先する気にはなれない。
一方、ショックを受けながらも瞳との結婚をあきらめきれない一馬は、あることを決意する。自分のことはさておき、まずは雅彦の願いをかなえようと考えた瞳は、リストの三つ目、「神(じん)に謝る」を実行するため、雅彦の同級生だった“神健一郎”を見つけ出す。