スカイコムが「SkyPDF Converter」をリリース
PDF関連の技術メーカーである株式会社スカイコムは5日、ごく簡単な操作でPDFをOfficeファイルやテキストファイルなどに変換し、データの再利用や再編集を行えるようにする「SkyPDF Converter」の販売を開始したことを明らかにした。価格は3,000円(税別)だ。


「SkyPDF Converter」は、Windows向けのPDF作成・編集クライアントソフトである「SkyPDF」シリーズの追加オプション製品に位置付けられるもの。PDF資料を、Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointやテキストファイルなどへスムーズに変換させることができる。

資料内に用いられた文字や画像、表なども高精度に認識し、もとのレイアウトを保持したまま、各種形式のファイルに変えることができ、利活用の幅を広げられるという。スキャナーなどで読み取ったPDFや、画像が挿入されているPDFであっても、OCR処理で文字部分を認識し、編集可能な文書データへ変換、各種ファイル資料とできるため、非常に使い勝手がよい。

「SkyPDF」シリーズの「SkyPDF Standard 2016」、「SkyPDF Professional 2016」と組み合わせて用いれば、PDFファイルの作成から逆変換、再編集まで自由自在に行えるものとなる。

複数ファイルの一括変換も可能!
変換操作は、任意のPDFを右クリックし、「SkyPDF Converter」を選択、メニュー表示から変換したいファイル形式を指定しさえすればよい。
プレビュー画面で確認しながら変換を行ったり、最大20ファイルまでの複数ファイル一括変換を行ったりすることもできる。

変換時にありがちなレイアウトの崩れもなく、段落や図表を正確に識別し、Word、Excel、PowerPointで再現することができるため、挿入Excel表の再利用、PowerPointでのプレゼンテーションにおける再編集をしたい場合などにも活躍するという。

画像化されたPDF等でのOCR処理による文字認識では、結果を透明テキストとして埋め込んだPDFに再変換。テキストコピーや文字検索を行える資料へ変えることができる。この処理において誤ったテキストが埋め込まれる場合もあるが、その際は編集機能ですぐに直接修正できる。

Wordへの変換時には、レイアウト優先のテキストボックス変換か、文字や段落の挿入・流し込みが行える段組み変換か、適した方を選ぶことが可能だ。


変換後の出力方法設定として、96~400DPIでの出力解像度、白黒・グレー・カラーの指定、フォント指定、ノイズ除去、画像傾き補正、自動文字修正、類似文字自動補正、斜体認識といった指定をサポートする。なお言語としては、日本語と英語の2カ国語に対応している。

(画像はニュースリリースより)

元の記事を読む