記念すべき第1号車のオーナーは、千葉県在住の中村真司さん、明子さん夫妻。大手電機メーカー勤務の経験を持つ真司さんは、アリアの第1号車オーナーになるくらいだから、クルマ好き、さらに日産ファンかと思いきや。
【画像】斬新な納車式!記念すべき1号車が納車
「じつは私、クルマにまったく興味がなかったんです」。さらに続けて、「妻は新しいクルマを買おうと10年以上前から言っていましたが、私の答えはいつも同じで、『そんなものは必要ない、もったいない』という感じでした」(真司さん)
そんな人がなぜアリアを? きっかけは、災害時の備えとして蓄電池を探していたときのこと。EVから給電できることを知ったのだ。それから真司さんはEVについて調べ、約2年前に出会ったのが東京モーターショー2019に出展されたアリアのコンセプトカーだった。
「まずエクステアリアは機能美という言葉がぴったりで美しいと思いました。ディスプレイが圧倒的な存在感を出しているインテリアデザインも大好きです。さらに、運転席と助手席の足元がつながっていて、広い空間ができていたこともよかった」と真司さん。続けて、「長時間の運転が得意でない私には、プロパイロット2.0はとても魅力的」と日産が喜ぶであろうコメントも。
「買っちゃえ日産!でした」(真司さん)との笑顔が印象的だった。
アリアの駆動方式は、FFと4WDの2種類。バッテリー容量も2種類で、B6が66kWh、B9が91kWh、航続距離は430~610km(WLTCモード)を誇る。価格は539万~790万200円と高価だが、国からの補助金は80万円、自治体によってはさらに補助金がある(東京都の場合は45万円)。もっとも安価なB6(FF)なら実質400万円代前半だ。
〈文=ドライバーWeb編集部〉