【画像】ホンダ「0シリーズ」コンセプトカーの写真を見る
2050年に温室効果ガスの排出量で実質ゼロにすること(カーボンニュートラルの実現)を目標としているホンダ。
ホンダのEV戦略を担う「ホンダ0(ゼロ)シリーズ」は、「Thin(薄く),Light(軽く),and Wise(賢く)」という新たなEV開発アプローチにより、ゼロからの発想で創り出す、まったく新しいEVシリーズ。2024年1月に開催された世界最大のエレクトロニクスショー「CES 2024」では、SALOON(サルーン)とSPACE-HUB(スペースハブ)の2つのコンセプトカーを出展。特にフラッグシップモデルとなるSALOONは、2026年にこのコンセプトにかなり近い形での市販化を予定しているという。
■今後の電動ラインアップ戦略
グローバルEVの「ホンダ0シリーズ」は、2026年に北米で市販化。
・2026年(SALOON、中型SUV、エントリーSUV)
・2027年(3列大型SUV)
・2028年(コンパクトSUV)
・2029年(スモールSUV)
・2030年(コンパクトセダン)
小型EVについては、2024年秋に日本で発売する軽商用EV「N-VAN e:」を皮切りに2025年には軽乗用EVモデル、2026年には操る楽しさを際立たせた小型EVなどを小型EVのニーズがある地域に投入。2025年度中にモバイルパワーパックを4個搭載する超小型モビリティを日本に投入するという。
ちなみに、ハイブリッド車についても、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」とプラットフォームを刷新。e:HEVの軽量・高効率化、プラットフォームの効率化・共用化によって、燃費の改善と上質で爽快な走りを高次元で両立するという。
また、EVの技術をハイブリッドにも転用し、EVに搭載するモーターを活用した電動四駆を採用。
一部地域では足元のEV 市場の成長について減速感を指摘する声もあるが、ホンダは電動化を着実に進めていくという。
〈文=ドライバーWeb編集部〉