だが、先日、ケロッグの「コーンフロスティ」を食べていて、はたと気がついたことがある。
栄養素名と栄養量が記されたグラフにおいて、いちばん上に掲げられた項目「カルシウム」が、よく見ると、栄養量0%となっているのだ。
「牛乳200gをかけたときの栄養量」は「221mg 32%」とあるけど、ケロッグそのものにはカルシウムがなかったなんて!!
気になって、友人からもらった海外土産のケロッグ「FROOT LOOPS」の箱を見てみると、ここにも「Calcium 0%」と清々しいまでに書かれている。
スナック菓子のようにポリポリ食べることを希望し、かけた牛乳を残そうとするわが子に「牛乳まで飲んで栄養だよ!」と口うるさく言ってきたものだが、これは案外正解だったのか。
大前提として、「よく読めよ!」ということではあるのだけど、「シリアル=カルシウム入り」という思い込みがあっただけに、驚きではある。
なぜあえてカルシウムを入れていないのか。カルシウムをとりすぎたら問題があったりするもの? 日本ケロッグ株式会社お客様相談室に聞いてみた。
「ケロッグではカルシウムを添加している商品が多く、特に、お子様向け商品はほとんど添加しています。ただし、『コーンフロスティ』と『コーンフレーク』にはカルシウムを添加していないんですよ」
結論からいうと、ケロッグの全商品のなかでも、カルシウムが添加されていない商品はごく一部のよう。では、なぜ「コーンフレーク」と「コーンフロスティ」にはカルシウムがないのか。