「加勢大周が台湾で人気」という話はよく聞く。
日本でかつて大人気だった彼、今ではあまり見なくなっているけど、なぜ台湾で人気なのか。
どれほど人気なのか。
気になっていたとき、7月に放送されたのが、TOKYO MXの番組『Tokyo, Boy 2泊3日で行く週末台湾の旅』だった。
ここで加勢は、「台湾スペシャリスト」として登場。1997年に台湾ドラマ「菅芒花的春天」で人気爆発となり、以降、4本の台湾ドラマに出演し、半年ほど台湾に住み込んだこともあるという説明がされていた。
それにしても、驚くべきは、番組中で披露された彼の意外な素顔の数々!
日本のドラマでは決して見たことのない笑顔を振りまき、馴れ馴れしいほどに、饒舌にしゃべり倒しているのだ。
まず1日目。台北市内の「士林夜市」で、「ここに来たらオレは楽しいなんてもんじゃない!」と妙な日本語ながら、強烈な説得力で語る彼。
「臭豆腐食べよう、臭豆腐食べよう、臭豆腐食べよう」となぜか3連呼し、日本人にとってはハンパじゃない臭さのソレを、満面の笑みでパクついていたのは、脱帽だった。
さらに、ちょっとグロテスクな「鴨の頭」を口中に頬張り、ボリボリ食らうのも、サマになっていた。身も心も台湾になじみきっているのか、さすが台湾マスター。
夜市では、現地の人たちに写真撮影をせがまれる場面もあり、特に日本文化が好きだという女性には「日本文化のどこが好きなの? 何が好きなの? SMAP以外で何が好き? 食べ物とかさ」と、ためグチの早口で質問攻め。
また、「超燃える」と言う射的ゲームでは、100発100中という異常な能力を発揮し、景品を「松村さん(松村邦洋)にあげよう」などと呟いて、意外な交友関係まで暴露してくれていた(※同じくTOKYO MXで、アラウンド40の男たち三人が奥多摩で1泊2日のキャンプを行うという番組で共演したばかりらしい)。
さらに2日目。観光客がほとんどいない、川を泳いで行く「烏来露天温泉」では、あけっぴろげの脱衣所に大興奮。
「え~、うそっ、ここで着替えるのォ? うそでしょう? こうやって着替えるんだよォ~? え~うそっ、は~んっセクシー!!!」とおどけるシーンも。あれ、加勢大周って、こんな人でしたっけ……?
「えび釣り」に挑戦する場面でもまた、やけに饒舌に、たたみかけるように、カメラ目線でこう語っていた。
「美味しそうでしょう? 美味しそうじゃないのっ、美味しいのっ! だって、自分で釣って、自分で焼いて自分で食べるんだよ? それがたった300元で可能になるの」
「ホーウ!」「ヨォーホ!」「ヒョーウ!」みたいな雄たけびを随所であげる天真爛漫さ。
オネエ言葉のようなやわらかな口調・人あたりと、馴れ馴れしく思えるほどの近い距離感。
どれもこれも、今まで知らなかった加勢大周の新たな魅力である。
ちなみに、そんな彼、台湾ではどんな人気なのかと思い、台北の書店やオタクビル、夜市などで、ブロマイドや雑誌、CDやDVDを探したものの、まったく見つからず……。あるのは、やはりジャニーズ関連商品ばかりだった。
「台湾マスター・加勢大周」は、台湾では有名な俳優なのだろうけど、キャーキャー言われるアイドル的人気とは別のようでした。
(田幸和歌子)
日本でかつて大人気だった彼、今ではあまり見なくなっているけど、なぜ台湾で人気なのか。
どれほど人気なのか。
気になっていたとき、7月に放送されたのが、TOKYO MXの番組『Tokyo, Boy 2泊3日で行く週末台湾の旅』だった。
ここで加勢は、「台湾スペシャリスト」として登場。1997年に台湾ドラマ「菅芒花的春天」で人気爆発となり、以降、4本の台湾ドラマに出演し、半年ほど台湾に住み込んだこともあるという説明がされていた。
それにしても、驚くべきは、番組中で披露された彼の意外な素顔の数々!
日本のドラマでは決して見たことのない笑顔を振りまき、馴れ馴れしいほどに、饒舌にしゃべり倒しているのだ。
まず1日目。台北市内の「士林夜市」で、「ここに来たらオレは楽しいなんてもんじゃない!」と妙な日本語ながら、強烈な説得力で語る彼。
「臭豆腐食べよう、臭豆腐食べよう、臭豆腐食べよう」となぜか3連呼し、日本人にとってはハンパじゃない臭さのソレを、満面の笑みでパクついていたのは、脱帽だった。
さらに、ちょっとグロテスクな「鴨の頭」を口中に頬張り、ボリボリ食らうのも、サマになっていた。身も心も台湾になじみきっているのか、さすが台湾マスター。
夜市では、現地の人たちに写真撮影をせがまれる場面もあり、特に日本文化が好きだという女性には「日本文化のどこが好きなの? 何が好きなの? SMAP以外で何が好き? 食べ物とかさ」と、ためグチの早口で質問攻め。
また、「超燃える」と言う射的ゲームでは、100発100中という異常な能力を発揮し、景品を「松村さん(松村邦洋)にあげよう」などと呟いて、意外な交友関係まで暴露してくれていた(※同じくTOKYO MXで、アラウンド40の男たち三人が奥多摩で1泊2日のキャンプを行うという番組で共演したばかりらしい)。
さらに2日目。観光客がほとんどいない、川を泳いで行く「烏来露天温泉」では、あけっぴろげの脱衣所に大興奮。
「え~、うそっ、ここで着替えるのォ? うそでしょう? こうやって着替えるんだよォ~? え~うそっ、は~んっセクシー!!!」とおどけるシーンも。あれ、加勢大周って、こんな人でしたっけ……?
「えび釣り」に挑戦する場面でもまた、やけに饒舌に、たたみかけるように、カメラ目線でこう語っていた。
「美味しそうでしょう? 美味しそうじゃないのっ、美味しいのっ! だって、自分で釣って、自分で焼いて自分で食べるんだよ? それがたった300元で可能になるの」
「ホーウ!」「ヨォーホ!」「ヒョーウ!」みたいな雄たけびを随所であげる天真爛漫さ。
オネエ言葉のようなやわらかな口調・人あたりと、馴れ馴れしく思えるほどの近い距離感。
どれもこれも、今まで知らなかった加勢大周の新たな魅力である。
ちなみに、そんな彼、台湾ではどんな人気なのかと思い、台北の書店やオタクビル、夜市などで、ブロマイドや雑誌、CDやDVDを探したものの、まったく見つからず……。あるのは、やはりジャニーズ関連商品ばかりだった。
「台湾マスター・加勢大周」は、台湾では有名な俳優なのだろうけど、キャーキャー言われるアイドル的人気とは別のようでした。
(田幸和歌子)
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