世の中のIT化とともに常にパソコンがないと仕事にならないビジネスマンが増え、また、そのニーズに応えるかたちで軽量・堅牢なノートパソコンが出回っている昨今。だが、軽量といっても1キロくらいはあるし、ショルダーバッグの中にはパソコンだけでなく、書類、ケイタイ、デジカメなどなどいろんなものが詰め込まれている。しかも長時間持ち歩くとなると、結果として「肩が痛くなる」のは当然なのだ。
日々、ネタ探しや取材、そして、物書きとしての性分が、ショルダーバッグを持って街中へと駆り立てる。そんなことをしていたら、あまりの肩の痛みから、マックやドトールに立ち寄って休憩する回数が増えてしまった。
「どうにかしなくては」と思い立ち、あるデパートの旅行バッグ売り場へ。すると、「ショルダーパッド」(実勢価格800円前後)というアイテムがあった。早速購入。
品名の通り、ショルダー部分に装着する樹脂パッドで、2個所のボタンでカチッとショルダーに留めるだけで準備完了だ。製品の最大のポイントは、9つの空洞で、それが重さを分散させる。
また、製品の使い方について、「ボタンがついている面を肩に当てないで下さい。デリケートな素材の衣服を着用されているときのご使用はお控え願います」など。なお、使用できるショルダーサイズは幅40mm以下。
長年苦しめられてきたショルダーに装着して持ち歩いてみた。「おお、これはだいぶ楽だ」が感想。確かに肩への食い込みが軽減され、痛みが緩和されている。同製品はビジネスバッグのほか、スポーツバッグ、クーラーボックス、カメラバッグなどにも使用できる。
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」(徳川家康)。ということで、ショルダーパッドはそのような人生の一助にもなるかもしれない。
(羽石竜示)