偉人の残した名言を、己の座右の銘にして日々を生活している人は少なくないと思う。私も大山倍達が残した名言「金脈ではなく 人脈である」という言葉を胸に、毎日を生きている。


そんな偉大なる先人たちを、ストラップにできる商品がガチャガチャで発売されている。その名も『お札のえらい人根付』。これは、お札になった偉人を根付けのストラップにした玩具で、ガチャガチャカプセルの中には偉人の名言と、偉人が果たした功績などが記された解説も同封されている。
用意されているのは福沢諭吉、新渡戸稲造、夏目漱石、樋口一葉、野口英世と、シークレットとして「和をもって尊しとなす」という名言を残したとっておきの偉人1名の計6名。

この商品について、メーカーの株式会社タカラトミーアーツにお話を伺ってみた。
まず、この玩具の開発のキッカケは?
「偉人のシリーズを作りたいという試みの中で、海外の『大作曲家』の胸像をつくりました。次は日本! ということで、日本で恐らく最も有名だと思われる、お札になっている偉人たちを立体化しようと思ったんです。始めは胸像を開発したのですが、世の中が不景気だということもあり、まずは持ち運べる根付タイプを先に開発・発売することにしました」
なるほど。お札の偉人は我々にも馴染みが深いし、有難みだって感じてしまうもの。色は銀色が通常カラーで、レアアイテムとしてお札の色バージョンもあるので、これで偉人の功績を肌で感じる毎日を送れそう。形は表面が立体の、いわゆる半立体フィギュアである。

また同封されている偉人の名言が、子供たちにはタメになるはずだ。
新渡戸稲造の名言「信実と誠実なくしては、礼儀は茶番であり芝居である」なんて、私も正直シビれてしまった。こんなハートに響く言葉、歴史の授業で教えてもらったっけ? もし、教えてくれていたなら、真面目に聞いていなかった私は大チョンボだ。
他にも、野口英世の名言「誰よりも三倍、四倍、五倍勉強する者、それが天才だ」という、真理としか言いようのない格言も。素晴らしいじゃないですか。

この玩具、今年の1月から全国に設置中のガチャマシンで発売されている。1回200円。

そして、これからの予定としては、来年のお正月に合わせて、飾れる超リアルな胸像フィギュア(完全立体)の発売を企画中とのこと。これも非常に興味深い商品である。

“温故知新”、要するに「古きを尋ねて新しきを知る」という言葉は、今を生きる我々にとっても心掛けたい格言だが、このストラップでそれはグッと身近なものに。
……まあ、そんな堅苦しいことは言わずとも、単純にストラップとしても楽しいグッズです。興味を持った方は是非!
(寺西ジャジューカ)
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