飲んだ後のシメといえば、ラーメンを思い浮かべる人が多いだろう。だが、最近ではシメのパスタ、「〆パスタ」を楽しむ人が増えているらしい。


とくに20~40代の女性のあいだで広がっており、その背景には、
「ラーメンは食べたいけど、カロリーや塩分が気になる」
「おしゃれにお酒を楽しんだ後、ラーメンでは雰囲気が合わない」
といった女性ならではの思いがあり、選択肢のひとつとしてパスタが浸透してきたようだ。

ちなみに、たっぷり飲み食いしていても、シメの一品を欲してしまう理由は、
「お酒を飲むとアルコールを肝臓で分解するために糖分が消耗されます。その結果、血糖値が下がってお腹が空くという現象が起きます。そのため、お酒を飲んだ後、無性にラーメンなどの炭水化物が食べたくなるのです」
と管理栄養士の金丸絵里加先生はいう。

そもそもシメにパスタを食べるのは、イタリア料理の正式なスタイルではないが、日本ではシメにパスタを出す店も少なくない。都内のあるレストランで〆パスタを楽しんだ女性いわく、
「やはり最後に炭水化物を食べると落ち着きます(笑)」
とのこと。


また、大阪にある「Leone la Cucina Italiana」というイタリアンレストランでは、コース料理のシメに“デザート”または“〆パスタ”を選択することができる。〆パスタを始めたきっかけは、
「お客様から最後にパスタを食べたいという声が多くあったこと、また、皿数の決まったコース料理ではお腹いっぱいにならない方(特に男性)も見受けられたためです」
現在では、1割ぐらいの人がパスタを選んでいるという。

そんな昨今の状況を受け、ハインツ日本株式会社から発売されるのが「〆パスタセット」。今年3月2日に同社が発売した「大人むけのパスタソース」3種類にそれぞれ相性の良いワイン、日本酒、ビールをセレクト。計9種類のセットを販売する。

なかでも個人的に注目したいのが日本酒とのセット。
ビールやワインとパスタがよく合うことはすでによく知られているが、日本酒とパスタというのはちょっと意外な組み合わせ。だが、その相性は驚くほどによく、たとえば「イセエビのトマトクリーム」にすっきり軽やかな風味の純米酒を合わせれば、トマトの酸味の爽やかな印象が際立つ。3種類の「大人むけのパスタソース」はどれもイセエビや燻製パンチェッタ、ポルチーニ茸など贅沢な素材を使った、まさに大人向けの味わい。まずは気軽に自宅で〆パスタを楽しんでみたいという人にぴったりのセットといえそうだ。
発売は本日7月15日、「一休.comショッピング」サイト内での限定発売。かつ数量限定なので、欲しい人は早めにチェックを。


飲んだあとに〆パスタ。いつもはラーメンという人も、一度試してみては。
(古屋江美子)

Leone la Cucina Italiana
TEL:06-6348-1151