何を隠そう、私はプロレスファンなんですが、我々のような人種がよくする妄想が「もしも、自分がプロレスラーだったら?」。ふとした時に「自分だったら、この曲で入場」とか「こういう技を使って、こういうタイプの選手になって……」と、頭の中でシミュレーション。これが実に楽しい。

中でもマスクマン。ミル・マスカラス、デストロイヤー、スーパー・ストロング・マシン……、普段の生活ではあり得ない非日常的なキャラクターは、昔から憧れの的だった。

そんな一般人の憧れを、現実のものにしてくれる専門店がある。それは、東京都新宿区にある「覆面屋工房」のこと。
こちらは、現役プロレスラーのミステル・カカオ選手が職人を務めている、プロレスラー向けのコスチューム工房。新日本プロレスや、みちのくプロレスなど様々な団体の覆面レスラーのマスクをつくっているのは、実はここ。ライガーやタイガーマスクの衣装を手がけているのも、この店!
このファンには見逃せないスポットへ、7月某日にお伺いしました。

店内にはマスクやフィギュア、プロレス誌などが所狭しと飾られている。その奥には、黙々と作業をする一人の男性が。この方が覆面工房の職人、ミステル・カカオ選手だ。

この工房の嬉しいところは、一般の方からの発注を受けて、オーダーメイドの覆面を製作してくれるところ。
しかし、どういう人がどんなタイミングでマスクを発注するのだろうか? カカオ選手にお伺いしてみた。