デジタル家電、小さいことはいいことだ!
携帯を楽にするために、デジカメや音楽プレーヤーなどの小型、薄型化が年々進んでいるが、今度は写真や動画を壁などに投影する手のひらサイズのプロジェクターが登場した。
果たして、このサイズでどのくらい映るものなのか試してみた。


この小さい奴は、『トイジェクター』(プリンストンテクノロジー製)と言って外見的にはおもちゃのようである。上着のポケットに入れて簡単に持ち運びできるサイズ(50×50×50ミリ)、重さ(約120グラム)だ。三脚が付属しており、155ミリまで伸ばすことができるほか、プロジェクターを天井に向けて投影するときに便利。

さて、このプロジェクターの便利さは、やはりどこでも持って行けて、初心者でも簡単に投影できることだろう。たとえば、旅行先にデジカメと一緒にもっていくと、部屋の壁にその日に撮ってきたばかりの写真や動画を観られるわけ。

しかも、操作方法は説明書を読むのでもないほどシンプル。デジカメとプロジェクターをAVケーブルでつなぐと自動的に電源が入る。部屋を暗くしてデジカメ側の画像再生ボタンを押すと、写真、動画が投影される。ピント合わせはプロジェクターのレンズを左右に回して行う。

なんと、最大50インチの画像を投影可能。さらに、スピーカー内蔵なのでDVDプレーヤーにつないで映画を観るのもいいだろう。
筆者も『トイジェクター』を使ってみた。
撮ってきたばかりの駅前にあったクリスマスのイルミネーションを部屋の天井に投影。ピカピカしてキレイ。
チカチカ点滅を繰り返すイルミネーションの場合は、動画で撮影したほうが、プロジェクターで投影したとき、楽しさが倍増しますよ。ただし、座って天井を向いていると首が痛くなるので、ベッドなどに寝て観ましょう。

この小さいボディと投影機能を活かしたもっと楽しい使い方があるかも。あなたなりの楽しみ方を発見してください。
(羽石竜示)
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