そんな“生”系の中で、今年最大のヒットになりそうなのは、なんといっても『ラブスウィーツ アンティーク』の『とろなまドーナツ』である。「焼いても揚げてもいない、冷やして固める新食感ドーナツ!」というふれこみで、今年3月3日のひなまつりに名古屋の『近鉄パッセ』に初お目見えし、全国のスイーツ好きの話題を集めているのは御承知の通り。
大きさや形状はドーナツなのに、“生”ってどういうこと?? となんとも好奇心をそそられる。私も行列に並んで「4個入り」をゲットしてみたところ、「イチゴ」「クリームチーズ」「キャラメル」「ショコラ」というラインナップ。表面がつやつやで、まるで宝石のよう……。うっとり眺めた後、ピンクが愛らしい「イチゴ」をチョイス。スポンジケーキの上にイチゴ味のムースがのっており、ドーナツというよりケーキのような味わいだった。
これはもう、味もさることながら、形状とネーミングの勝利といえるかもしれませんねー。「とろなまドーナツ」ではなく、たとえば「ムースドーナツ」とか「クールデザートドーナツ」なんていうネーミングだったらここまではヒットしなかったかも……。スポンジ以外は火を加えていない文字通りの“生”ということで、ドーナツの定義とは何ぞや? としばし考えてしまった。