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うまい棒やポテトチップスを“芸術”にまで高める男

うまい棒やポテトチップスを“芸術”にまで高める男
『うまい仏』
たまに、幼き日に親しんでいたスナック菓子を袋ごと買い占めたくなる衝動に駆られる。これぞ、文字通り“大人買い”。
なぜ、そんなことをしたくなるのか。それは、何とも言えない郷愁にとらわれるから。

そんな郷愁の彼らを素材に、アート作品を制作する芸術家がいる。その名は、河地貢士さん。

彼の手がけた作品を、四の五の言わずに見ていただきたい。
『うまい仏』はうまい棒を彫刻し、仏像にしてみせた。現在は彫刻後3年程経過しており、色が褪せ、調味料は黒くなり、臭いもお菓子の臭いではなく、油絵の臭いになっている。そしてこの作品は円空仏で有名な円空(江戸時代の僧、仏師)へのオマージュ的作品でもあるらしい。
『Top of the World(ポテ拓)』は、ポテトチップス1袋の中で一番大きなものを、魚拓ならぬ“ポテ拓”にとった作品。
『Snack Diamond Ring ~For the Love of Now~』は河地さんの最新作で、ポテコ(指輪の形状のスナック菓子)に天然ダイヤモンドを8個あしらった、贅沢極まりない作品。

などなど、レパートリーには枚挙にいとまがない。でも、どうしてこんな方向性の作品を創造するようになったのか? 河地さん御本人に、直接聞いてみた。
「スナック菓子の持っている、モロく、儚く、不健康なイメージが、現代社会の状態と似ているなと感じたことから素材に使用しています。あとは“タメ口の表現”ができるのかな、と思ったんです。美術・芸術は、どうしても“上から目線”の敷居の高さがありますよね。でもその点、スナック菓子はポイッと口に入れてしまえばしまいですから(笑)。『アートだ、芸術だ』と気構えないで、すっと見る人の心に訴えかけられるのではないかと考えました」...続きを読む

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