暑い季節はもう間近。で、夏の定番アイテムといえばふつう水着、サンダル、グラサン、アイス、カキ氷などだが、これは人間様が身に着けたり、食べたりするもの。
だが、クールダウンしないと参ってしまうのは、人間だけではない。パソコンも暑いのが苦手なのだ。そこで、今回はパソコン向けの夏場対策グッズを紹介しよう。

まず、パソコンの中で重点的に冷やしたいのがCPU(中央演算処理装置)。人間でいえば頭脳にあたる部分。暑いと頭がぼうっとして仕事で変な失敗をしがち。なので、頭にクール鉢巻きでもして冷やしたいですよね。

パソコンもCPUがオーバーヒートするとトラブルにつながるので、冷却装置で温度を下げる。その定番は「冷却ファン(空冷式)」だが、もっと強力なものがある。それは「水冷式」といって、クーラント液を冷却装置にポンプで送り込むことによってCPUを冷却するのだ。具体的には水冷CPUクーラー『CWCH50-1』(リンクスインターナショナル販売)では、CPUの高負荷時に一般的な冷却装置より28度も温度を低下させたという実験結果もある。

同クーラーはデスクトップ用だが、ノートPCの場合はどうか。
放熱性の高いアルミを筐体前面に採用したノートPCクーラー『GH-PCF3AK』(グリーンハウス販売)は、たとえて言えばクール座布団。ノートPCの底に敷いて、内蔵の強力ファンが吹き上げることによって冷却する。同社調べではファンなしに比べてCPUやHDDの温度が5度も下がった。
他方、パソコンで作業しているときに暑くてたまらなくなったユーザーへ。定番の静音タイプUSB扇風機『GH-USB-FANSP』(同)もどうぞ。

ところで、夏はやっぱり海やプールに行って泳ぎたい。そんなアウトドアシーン用に防水デジカメが定番だったりするが、『Corsair Flash Voyager GTR』(リンクスインターナショナル販売)というゴツイ防水USBメモリもある。容量は最大容量64GBとHDD並。ラバーを装着しているので防水だけでなく耐衝撃性にも優れている。プールサイドやビーチでノートPCを使うような人には、データのバックアップ用にいいかも。

この夏はパソコンライフでも暑さ対策をお忘れなく!
(羽石竜示)
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